巨大感情に動かされたときにだけ稼働するブログ

百合とライブが生きがいのオタクが、何かしらの巨大感情に動かされたときにブログが投稿されます。

愛美さんの新曲「LIGHTS」の歌詞を読み解いて、そこから自分をすべきことをオタクが話をする。

ご無沙汰しております、3日坊主人類代表ざぎです。

 

今年一年ももうすぐ終わりですが、記事をご覧になられている方、そしてこの記事を読み返している未来の自分、いかがお過ごしでしょうか。

 

今年にやり残したことはありませんか?

自分は

・ breakthrough、ラウクレ2、NGNC2、9thの感想をブログに残す。

・ グラブルのヴィラジタの長編を完成させる。

・ バンドリもグラブルもアルゴナのストーリーを追うこと。

5秒考えただけで、これだけやり残したことが出てきました。

人間だらけてばかりになりがちですが、来年、いや今からこうはならない様にすぐ行動するようにしなければいけませんね。

 

と、あいさつのように少し話をしましたが、実はこれもう本題に足を突っ込んでいます。

今回の話はライブの感想だけではなく、12/27にデジタルシングルとしてリリースされた愛美さんの新曲「LIGHTS」の歌詞を読み解いてみたという話です。

あいさつの内容と関係なさそうに見えますが、これがちゃんと関係してくるのであしからず。

 

AI Meam It ! の感想

12/26にZeep Diver Cityにて愛美ONEMAN LIVE 「AI Meam It!」が開催され、昼夜公演どちらも行ってきました。

このライブは10年前にポニーキャニオンからメジャーデビューをした愛美さん(以下あいみんとさせてください)が、キングレコードに移籍し、再発進した最初の記念すべきライブです。

ライブの感想をすべていうと長くなりすぎるので、ある程度割愛しますが、ともかく最高でした。

 

シングル全曲に過去曲、新曲も交えた怒涛のセトリで楽しいが過ぎました。

はじけるようなメロディとともに、楽しく全力で再スタートを高らかに歌うReSTARTING。あいみんの光の面を表したような曲は、楽しくて思いっきりブレードを振り回していました。

それに対して自ら闇(病み)の部分を表した曲と評するMAYDAY。女性の巨大感情が弱点なので、あの重く響くCメロ→落ちサビの「誰か助けて、僕はここだよ」の叫びは、背骨に刺さって頭蓋骨にまで響いて情緒が壊れそうでした。弱い部分、ましてや助けてなんて叫びを生で聞くのは百合SS書きには劇薬に等しいのですから……

風が吹き抜けるように歌い上げるカザニア。この青い風のような清涼感のある曲はあいみんが演じるキャラでも、あいみん本人によるものでもなく、あいみんが上京した時に憧れていたアニソンシンガーとしての歌なのだとエンカしたフォロワーさんに教えてもらって、なるほどなぁと思ったのをよく覚えています。

 

ただ、これらの曲以上に自分にブッ刺さったのは、LIGHTSでした。

これまでにない重みのある曲で、MAYDAYが闇だとするなら、LIGHTSは鎮魂歌のようなベクトルの違う重みがあり、それが脳を揺さぶるります。

そしてそこからはっきりと強い訴えかけるような響くような声が、また脳に響き刺さり、鳥肌が止まりませんでした。脳内に尿路結石を突っ込まれたまま、ジェットコースターに乗せられたようです。

LIGHTSはカザニアに続いて現実主義勇者の王国再建期の2期EDになる曲で、カザニアとは違い作詞もあいみんが担当しています。

作詞に関してライブ中に

「一つでも誰かに共感してもらえるように言葉を選んだ」

「自分でもこんな言葉が出てくるなんてと驚いた」

というような話があり、アニメという題材があるという前提はありつつも、あいみんの考えや価値観などが歌詞として表れてる曲だと伺えます。

また実際、歌詞考察をしてみると、あいみんの経験から来た言葉なんだろうなと思う言葉達が見て取れました。

 

歌詞を読み解く

では、くわしく読み解いた歌詞について話をしてゆこうと思います。

まず、自分はこの歌は「選択することの大切さ」を説いている歌だと読み解きました。

選ぶという言葉1番の頭にしか出てきてませんが、そのあとは戦いという言葉に置き換えられて出てきて、選択することについて歌っています。

頭から行きましょう。

 

なにを選べばいい?

未来に縋る声が渇いた。

失う怖さにただ怯え、立ち止まってしまってたな。

ここはそのままです、失うことを恐れて選択できずに、その場で立ち止まってしまいます。

 

“コタエ”を合わせたくて僕ら
幾度、間違えたんだろう?

コタエとは、前のフレーズで書かれていた選択の正解のことではなく、自分で選んだ解答そのもののこと。ただ、この解答が正解だと思いたいがために、間違ったことをしてしまったということなのだと思います。

 

いつの間にか愛していた 愛してしまったんだ
守り抜こう この時代(とき)の中で

正解というものを愛した、愛してしまったのだ。

しかしそうしてはならない。

「正解」ではなく、「選択した答え」そのものが大事なのだ。

この移ろいゆく時代の中で「選択した答え」、ひいては選択することを守ろうと訴えているのでしょう。

 

限りある生命を灯して
戦う僕らは 何より尊く美しい
消せない痛みの数だけ
輝ける明日があるなら
紡ぎ重ね合ったすべて 誇れるから

最初のほうで言っていた「戦う」を「選択する」に置き換えてあげるとすんなりと歌詞がはいってくると思います。

このサビの部分単体で見ると、言い換え等をせずにそのまま意味が取れますが、歌詞の流れや、以降の歌詞を考えるとこの置き換えをしたほうが意味が通ります。

また、そう置き換えることで「消せない痛み」というのは、「選択肢しなかった答え」という置き換えが考えられ、選択しなかった答えの数は選択した数と等しいことから、『選択した数だけ未来があり、その選択で紡いだすべてを誇れるだろう』と解釈できます。

 

「なにが正しいのか?」
過去を辿り 誰もが求めた
移ろう弱さに ただ溺れ
立ち止まっていられたらな

2番ですが、1番とおなじように考えてゆきます。

誰もが何が正しいのかという正解を求めて、過去を辿ろうとします。

選択することは苦痛を伴います、正解不正解がなくてもめんどくさいですよね。

そのままの流れに身を任せるのが一番楽なんです。

そんな楽な流れに身を任せて、選択しないでいれたらいいのに、なんて考えてしまっているんですね。

 

“サダメ”を感じたくて僕ら
幾度、確かめ合ったろう?

よく「運命」という言葉にサダメとルビがふってあることがよくありますよね。それと意味は同じだと思います。

選択するとか関係なしに、必ずそうなる運命であったと思いたいがために、確かめることをしてしまうのです。

 

いつの間にか愛されてた 愛されていたんだ
信じること 畏れずに現代を生きるよ

運命に愛されていたんだ。でも違う。

運命のように勝手にそうなってしまったと考えるのではなく、選択した答えによってそうなったというのが正しいのです。

選ばずに流れに身を任すという選択をしたから、今があるのです。

だから、自分の選択し、その選択した答えを信じ、この移ろいゆく現代を生きるんだ、と歌っているのです。

ただ、少しここは解釈に無理があるかなとは思っています。とくに愛されていたというフレーズと引っかかりが薄いんですよね。

まあ一応1番と同じ歌い方をしていて、一番で愛していたことが間違いと解釈したのと同じように考えて、ある程度意味は通ると思ってはいます。

 

幼すぎたんだ 僕らみんな

力などないくせに
傷つけ合いはじめて痛みを知るんだ
なにが得られるのだろうか
いの果てに

Cメロは1番と2番のまとめと、その先につながるフレーズたちなのだと考えました。

正解を選ぶ力なんてないくせに、それに気付かず立ち止まり正解を探していた未熟な僕ら。

選択してからはじめてそれが正解か不正解かわかるのだとようやくわかりました。

でももう今更それに気が付いても遅いのです。

けれど、選択した果てに一体何が得られるのだろうかと疑問に思います。

そしてその疑問の答えを得たくなった僕らは、もしもの話を考えます。

愚かさに震えた彼の日の
記憶などすべて消し去って
やり直せるのならば
ああ 迷って壊した
弱すぎる僕を弔おうか 今ここで

もし、立ち止まるという愚かな行為をしていた過去の自分の記憶を消して、もう一度やり直せるとしたら、当時は躊躇して圧し殺した「選ぶことをしない自分」がもう二度化けて出てこない様に供養しよう。今ここで。

そんなifの話を考えるほど、選択しないという愚かさを歌っているのです。

これは恐らく、原作がなろうの異世界転生ものだから、やりなおせるのならというフレーズを設けたのかもしれません。アニメも原作も読んだことはないけれど、もしかしたら主人公は選択しないことを悔やんだりする描写もあるのかも……

 

限りある生命を灯して
戦う僕らは 何より尊く美しい
消せない痛みの数だけ
輝ける明日があるなら
紡ぎ重ね合ったすべて 誇れるから

ラスサビは1番のサビと同じなので割愛します。

 

と、以上がLIGHTSの歌詞を自分が読み解いた内容になります。

選択することは、誰しも今ここにいるまでずっとやってきたことだと思います。

あいみんにとってもそうだと思うけれど、声優やアーティストとして活動してきた彼女にとって、自分の未来が簡単に変わってしまうかもしれない大きな選択の連続だったことでしょう。ましてや選択のスピードまで必要とされていたはずです。

だからこの重いメロディにふさわしいテーマだと思って、歌詞を書いたのだと思います。

 

この曲を聴いて、理解して、そして何をすべきか。

話を冒頭の問いかけに戻します。

一年振り返ってみて、みなさん、行動できていましたか?

自分はできていませんでした。

行動をする、しないというのも「選択」の結果です。

LIGHTSという歌はその選択の重要性を歌っていて、あいみんは共感できるような言葉を選んだと言っていました。

 

自分は歌詞を読み解いたとき、自分には深く深く言葉が刺さりました。

怠け癖があって、どうにかしようと思っても、結局何もできていなかった。

正直、別に仕事ではないし趣味の話だからやらずにも生きていける。だから、それを改善するという行動にも起きなかった。

歌詞の読み解きをする直前くらいに、尊敬する神絵師が推しの70ページ位の本完成させてて、めちゃくちゃすごくて神かと思った。

ライバル意識ではないけど、それだけのことを神絵師はやったけど自分マジでなんもしてなくて、オタクとして自分どうしようもねえなと思った。

で、そこまで思っておいて、結局手は動かなかった。書きかけのファイルを開くだけもできなかった。しなかった。

そんな自分にはあまりに深くこの歌詞は刺さりすぎたんです。

あいみんがすきで、経歴ももちろん知っているし、完成度の高い歌も生で何度も聞いた。時にも苦労話も聞いた。そんな苦労しながらも成功した人間が、こんなにも選択の大切さ――ひいては選択しないことの愚かさを重く重く歌っているのを聞いて、さすがに何とかしないといけないと思った。いや、ようやく思えたんです。

そうして、まずはと思い、この記事を書きました。

 

 

この記事は、自分にとっては戒めを形に残すための記事です。

でもそれと同時にあいみんのオタクで行動できていない人へも向けて書いています。

変えようと思っても、自分の力ではどうにかするのは大変です。誰かに変われと言われていてもいまいち実感も湧きません。でも、あいみんからの言葉はそうではないでしょう。

推しでないとしても、ジュリアとして、戸山香澄として期待や重圧を払いのけて堂々とステージに立つあいみんの姿を見たことがある人は、あの姿に感動し、尊敬をしたはずです。

そんなあいみんからの言葉は何よりも説得力があるはずです。その説得力の根拠は、みなさんの脳にあるあいみんに関する情報の全てです。

まずは、やりたいことをまっすぐやるために、いらないものを視界に入らないようにしましょう。選択肢は少なく、やるという選択をすぐとれるように。

 

 

選択できれば、それは成長につながる。

成長はポピパが世界へと、そして目指した星へと歌を届かせる。

万物は成長する、成長したがっている。

選択の果てに見えた成長が、いつか星まで届きますように。

星まで届け、Live Beyond!!

 

以上、オタクの妄言と決意でした。

よいお年を。