巨大感情に動かされたときにだけ稼働するブログ

百合とライブが生きがいのオタクが、何かしらの巨大感情に動かされたときにブログが投稿されます。

※ネタバレ注意!ライブがドラマになる、そんなミリアニが本当に泣けて最高だったという話をオタクがする。

アニメ、アイドルマスター ミリオンライブ、君はもう12話見たか!?!!!!!!?

見てない!?そんな!!!もったいない!!!!!

あと11週間、毎朝10時にテレビに張り付くことを繰り返そう!!!!

仕事とかあるなら、配信とか、深夜帯の再放送とか、ニコニコで見よう!!!

なんでかって?ミリアニ面白いからに決まってるだろ!!!

ライブも初見が一番面白いんだよ!!!

ライブで君が思った事、感じたことはずっと頭に残ったりしているだろう。

それと一緒だ。初見で君が思ったことが一番大事なんだから、

こんなネタバレを含むブログなんか見ちゃ駄目!!

はい、回れ右!!!!!ブラウザバック!!!!

 

……………

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

と、未視聴勢を弾いたところで、ミリオンライブ、開演です。

お久しぶりです、いくらかあがいてみたけどやっぱり現地民、ざぎです。

劇場先行で3幕まで見てきましたが、ミリアニ……クオリティヤバない……?

このアニメを見た正直な感想がこれ。

監督がとんでもない熱意をかけて仕上げたこのアニメは本当にすごい。

こんな綺麗でミリオンにしかできないであろうシナリオを、古参でも新規でも楽しめるように仕上げてくるの、正直に言って狂ってるよ。

今回は、その点を一つ一つ挙げるのもいいと思うけど、ライブコンテンツに滅茶苦茶弱い自分だからこその目線、感想をここで話していきたいと思う。

 

ミリオン”ライブ”だからこそ”ライブ”にドラマがあって、心動かされた。

自分はライブでボロボロに泣くタイプのオタクだ。

直近で言えばミリオン10thAct1『アイル』、シャニ5th『Anniversary』、バンドリ11thポピRAS『Returns』。ボロボロ泣くだけでこれだけある。涙がこぼれるだけならもっとある。

何でこんなに泣くのだろうか、とこれらを思い返すとそれらにはどれにもドラマがある。

アイルは伝説の幕張3rdの映像を見てからずっと憧れていた現地披露で、ゲッサンで死ぬほど読んだ、プラリネーアイル。そしてオマケに前から5列目。映像では暗かったステージが明るくて、翼には羽が生えてるみたいで、あいみんはプラリネから最高で、3人が笑顔でステージをやっていたのがすごい印象的で終わった瞬間笑いながら泣いていた。

Anniversaryは5thの3日前にYOUR/MY Love letterを履修して、それを引きずりながら現地に来たら、あのイベストで自分に残っていたものが爆発して泣いてしまった。

Returnsは、ガルパでレイヤが100回人生をやり直しても花園たえと会える人生がいいとしながらも、100回ともRASになるという言葉を残していたイベストをやった上で、その決意とも取れるような1番のレイヤソロと「あったかもしれない未来の事、なかったかもしれない過去の事」というフレーズで完全に情緒がダメになって泣いてしまった。

どれもこれも、ゲームや漫画やリアルの何かしらの背景があった上で、それがブッ刺さって泣いている。

そういうドラマに自分はめっぽう弱い。

その点において、このミリアニはダメすぎる。

なにせ、R@ISE THE DREAM!!!というこけら落とし公演に向けて頑張るドラマがこのミリアニであるからだ。

Sentimental Venusで嫌な予感したよ。オリメンでもない。これまで頑なに出てこなかったミリオンの既存曲だよ。当時現地にいたわけでも映像見たこともないからうっすらとしか記憶してなかったけどそういえばリアルでもそんなこと……と思っていたら、ほら、落ちた。でも、三人は千早の「止まらないで!」の声で負けずに歌い切った。観客も一緒に歌って。

現実の出来事をアニメに落とし込んで、ドラマに仕立てられてる。

そして、どうしようもできないのに走り出す未来。中止になるかもしれない、どうにかしたい、そう思って体が動いたんだ。未来のことをずっと見ていたから自分もわかる。

そこから観客のクラップ、ペンライト、声で持ち返す。映画館で見ているのもあって、観客に感情移入して頑張れ!!!ってすごい思ったし、応援上映で実際に思い切り叫んだ。

未来の気持ち、観客の気持ち、どちらもわかって、それが通じて、電源が来た時、すごい泣いていた。

そこから、あんなに震えていた紬が瑠璃色金魚を歌い上げ、そしてそのバトンを受け取った香織さんがハミングバードを決めきったのを見て涙が本当に止まらなかった。

自分は、今はプロデューサーを名乗っているにはいるが、気持ちはミリオンのファンというのが強い。内部事情にやけに詳しいファンだ。

多分リアルのアイドルのファンではこうはなれない。キャラ、曲、演者の背景を知っていて、気持ちに共感できるから、ドラマとして見ているから自分はここまで泣けるのだと二回目の応援上映で思った。

そして、最後のREFRAIN REL@TION。ここでこの思いは確信に変わる。

チーム8th、いや、765 MILLIONSTARSの「リレーションのバトンでつなぐ『ありがとう』を~」というミリアニひいてはミリオンライブを表したようなこのフレーズをきいて、本当に涙が止まらなくなった。

ありがとうという言葉が本当に心にしみる。

もうなんのことなくライブ終わりに聞いてしまっている気がする「Thank You!」をようやく身をもって理解した気がした。

7thReから必ず行って何度も現地で聞いているThank You!がこのミリアニへのドラマだったのだと思う。

この曲をもって、自分にとってのミリアニは完成したのだと思う。

 

ライブがドラマになる、このミリオンライブが自分は本当に好きだ。

そしてやっぱりこういうものが味わえるライブが本当に好きだ。

 

ありがとう、ミリオンライブ。

ああ、Act3。はやく始まらないかな。

コロナ禍を経て、自分は何のためにライブで声を出すのか

どうも、ご無沙汰してます、ざぎです。

 

ミリオン9thめっちゃよかったね~って記事を備忘録として惰性で書いていたけど、これに関しては自分としても答えを出したい、文章にしたいと明確に思ったことがあったのでこっちに触れたい。

 

※注意 この先自己満足であふれた記事になります。耐性のない方はブラウザバック推奨です。

 

1/30に我らがブシロードから、とある通知が出てきた。

 

 

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が一部変更されたことをうけて、出された通知だ。(詳細は下記リンクを参照)

基本的対処方針に基づく対応 関連した事務連絡等|内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室

 

ブシロのツイートにもあるようにマスクありで声出しが解禁されたのだ。

そしてこの週末にはバンドリ11thが開催され、自分はDAY1、Poppin'Party×RAISE A SUILEN「GALAXY to GALAXY」にプレシで参加が決まっている。

 

そんな中で自分が思う事をすべて吐き出し、その上でどうやって11thで声出しを迎えるのかという事を話して、この11thを最高のものにしたい。

 

 

正直こんな風に声出し解禁を迎えると思わなかった

人類はコロナをもっと安全な形に封じ込められると思ったし、もっと合理的に根拠に基づいて世界は動いてゆくと思っていた。

最初にことわっておくが、コロナとかワクチンの解釈はもはや、個人の思想の自由にゆだねるようなものになってしまっているので、これは自分の主観的な考えであり、聞き流してもらって構わない。

 

コロナとは共存という道しかないのは1年以上前から度々言われてきたが、それにしたってこんな幕引きはないと思っている。

2022年の暮れに、根拠のないお気持ちによる屋外マスク原則不要のルールが政府より出され、そこから早急に感染対策の緩和が推し進められてきた。

 

緩和はいずれ必要ではあるが、11歳以下のワクチン接種状状況が良くない状況(1/30現在で3回目打ててる11歳~5歳は7.9%しかいないうえ、生後6か月~4歳のワクチン接種は1回目が2022年10月に始まったばかり)で、完全にリスクを排除しきれないライブの規制緩和は、ウイルスを防ぐ術の乏しい子供に対して酷だと思っている。

ライブだったり屋外でコロナウイルスを大人が家庭に持ち帰ってくるというのは今の状況では当たり前にあることで、それで割を食うのは罪のない子供だ。

深刻な後遺症を残す可能性があるコロナで、ワクチンが行き届く前にそのリスクを無視して規制緩和を進めるのはあまりにかわいそうだと思う。

 

そんな感じで規制緩和は早くても2023年11月以降と思っていたもんだから、こんな微妙な状況でいきなり声出し解禁でぽかんとしていた。

もっとちゃんと憂いもなく100%笑って声出し解禁を迎えられただろうと思っていたんだ。なんだか悔しいなぁ。というのが、まず一つ正直な気持ち。

 

声出し解禁は最高の体験にしたい

と、理性ある大人らしいことを思っていても、このライブバカの根っこは救いようのない馬鹿である。

『ライブは死ぬほど楽しむ。後悔はしたくない。』

『自分はライブ会場にいる誰よりもライブを楽しんだ存在でありたい。』

これが、バンドリライブで一番思っていることだ。

そして声出し解禁というタイミングかつ、ポピパとRASという長く待ち望んだ組み合わせのライブならなおさらだ。

では、その最高の体験の為に何が必要なのだろうか。

 

声を出す理由

これが一番大事だと思う。

コロナ禍前まで声出しライブを楽しんでいたが、それまでは声出しが当たり前の文化でそこに大して理由も求めていなかった。

そのあとのコロナ禍であたりまえだった声出しを我慢し、今では特に意識せずとも声を出さなくても大丈夫になった。

そうして迎えた今、自分は声を意識して出さなくてはいけない状況にある。

そうであるなら、声出しをする理由を見出したい。

「コロナ禍前は出していたし盛り上がるし、なによりテンション上がるから、それで出す理由は十分じゃね?」と思う自分もいるが、コロナ禍中に気付いた「自分はライブでこうしたいんだ」という気付きを基に新たな理由を見出したいのだ。

そうしたほうが、コロナ禍前と比べてさらにライブを楽しめて、声出し解禁の体験が3段階くらい上のものになるだろうから。

 

 

カッコよくコールできると満足感を得れるから。

これは自己満乙案件なのだ。でも自分としては大事な理由。

これは純粋に声出すとテンション上がるよねって話に近しいものがある。声を出したときに上がるものの中に、自分の満足感がある

 

少し話は変わるがコロナ禍にも慣れた頃の話。

自分はライブで声が出せない中、コールの箇所はコールをしてた時と同じくらい、否、それ以上にミスらず迷わず大きく動くという事に無意識に強くこだわっていた。

なんでだろうと深堀っていったところ、名も知らないとあるバンドリ―マーに強い憧れを持っていたことが始まりだと気付いた。

それは7thのポピパだったと思うが右前の席にいたバンドリーマーで、コール完璧かつ動きも迷いがなく大きくて、すげーカッコいいって思った。

6thが初ライブだった練度の低い自分は困ったときはこの人の真似すればいいんだなと思って頼りにしていた。

それに加えて、そのバンドリーマーは体からオーラが見えるんじゃないかってくらいすごい楽しいんだと伝わってきて、憧れを抱いた記憶がある。

それから、カッコよく動いてコールできればライブが楽しくなるという価値観が自分の中に生まれたのだと思う。

 

自分の中でその価値観がでかいというのはあるけれど、別にそのエピソードがなくても、カッコよければライブは楽しく感じるはずだ。

 

純粋にカッコよくビシッとコールと動きを決めると滅茶苦茶気持ちがいい。他の観客との一体感もあって、満足感に包まれる。自己肯定感も上がる。

しかもカッコよく動けてると周りからの目が変わると思う。7thの時の自分みたいに後ろの席の人が憧れてくれるかもしれない。実際はそんなことはないかもしれないけど、気持ち的には勝手に承認欲求が満たされる気がする。なんかお得。

それと「コール忘れてた」とか「コールのタイミングミスった」なんてことはしばしばあるが、楽しいことをしてる最中にコールを失敗した後悔は時間の無駄だ。

純粋に楽しい時間が減って嫌な時間が増えるのはよくない。でも全部カッコよく決めれば、プラスの事しかなくなる。最高の時間しかないライブが作られるのだ。

 

だから俺はコールをする。

カッコよさにもこだわりながらね。

 

自分がライブを作る舞台装置の一つでありたいから

これが自分がこの記事で一番書きたかった、声を出す最大の理由。

舞台装置という考えはアイマスのミリオンライブのライブに行くようになって言語化できた概念だ。

ミリオンはライブを観客と作り出すという意識がすごいあるコンテンツだと感じている。

例えば、ライブの後にYoutubeで感想会が開催されるのだが、司会の人がブレードの色がどう見えたとか、こんな色にしたという話が多く上げたりするし、最近では珍しくUOが使用されていても悪目立ちせず演出としてちゃんと働いていたりする。

他にもあるが、ミリオンは公式が観客をライブを盛り上げる要因として考えていたり、観客自身がライブを盛り上げる要因だという自覚があるようなコンテンツなのだ。

更にミリオンでは、「自分はこう考えて何色にした」「こう見えるように色変えした」というような話が上がることも多く、単なる装置ではなく思考をしたうえで個々がステージを作り上げているコンテンツだとも感じている。

舞台装置は単にそこに置いとくだけでは意味がなく、誰かがが動かして初めて舞台を彩る装置としての役目を果たす。そういう点でも舞台装置という言葉がぴったりで、自分はこの舞台装置の在り方がファンの形として理想だと思ったから、舞台装置になりたいのだ。

 

じゃあ舞台装置になって何がしたいのと言われたら、自分は演者の気持ちを代弁するような表現ができる舞台装置になりたい。

演者自身ではないので正確に何を表現したいかという事は勿論わからないが、曲とストーリーと選曲された意図まで考慮して、伝えたい、表現したい事をコールをしたい。

自分で解釈を持ったうえで演者にコールが届けば、伝わることもあるかもしれないし、その時に考えていたことというのは、あとでBlu-rayを見返しても覚えているものだ。

考えた上で意思を持った舞台装置になりたいから、コールをする。

結局は自分がライブ参加者で1番楽しんだと思いたい。

以上二つの理由は挙げたうえで、最終的には脳みそも体も使って、ライブを一番楽しんだ存在でありたいから、コールをするのだ。

大事なのは自己満足でいいってこと。もちろんルールや他の観客への配慮も忘れない中で、「今日は自分が最高に楽しんだ!」と胸を張れるようにすること。

 

書き始めてもう一週間くらいかかって、もう11th開演まで数時間だけど、なんとか書き終わってよかった……文章がたがたで話飛んだりしてるだろうし、人に読ませるものではないけどとにかく、11th前にあげたかったので。

それじゃあ、最高の声出しライブが待ってるので、行ってきます!!

 

また、11th感想記事で!(本当か?)

 

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 8thLIVE 「Twelw@ve」Day1、「≡君彩≡」がカバーした「プラリネ」があまりに最高だったという話をする

どうも、ご無沙汰しております。

ざぎです。

年末からはや1ヶ月半。LIGHTSから学んだことを生かしながら、行動してみようと、絵をまた描き始めたりと自分はいろいろやっていますが、なかなかうまくいかず悶々としていたりします。

 

さて、今回は、ミリオンライブ8thに両日参戦してきたのですが、とんでもなく最高だったのでその感想、特に≡君彩≡について話をします!絞らないと無限に長くなって、書くのをやめちゃうので許してください。

ミリオン知らない人にも通じるように話をしているので、よかったら見ていってね。

 

まず、自分をTwitter等で見ている方はバンドリ現場時々アルゴナ現場というイメージを持っているかもしれないけど、実はミリオンも行き始めました。

とはいえ初現地は半年前の7thRe。まだまだ新参者と言っていいレベル。

ハマるきっかけはテイルズ曲を聞きたくて行ったバンナムフェスで、そこから2~3年かけてゆっくりと曲を覚えていった。

知っている声優も多かったことや、友人に脚つかまれて引きずり込まれたこともあり、あれよあれよという間にハマっていた。

 

そんなミリオン、その魅力はなんなのかというと、オリメンという概念であると自分は考えている。

ミリオンは現在39+13=52名のアイドルがいて、そのメンバー内で自由にいろんなユニットが組まれて曲が歌われている。

だから、バンドリのポピパ、ロゼリアの様に固定のメンツ5人でずっとやるという様ではなく、曲によってメンバーが全然変わってくるという形式だ。

そして、曲に対してオリジナルメンバー――通称オリメンが存在するが、ミリオンライブではオリメン以外でも曲を平気でやる。あたりまえの様に。

時には同じライブの日に参加しているオリメンがいるのに、そのオリメンなしで曲をやるということもあった。正直、バンドリばっかりの自分にとっては衝撃的すぎた。

ただ、だからこそ逆にオリメンが揃うと特別感が出たり、オリメンが居ないからこそ別の側面が顔をのぞかせたり、純粋にいろんな曲のハードルが低く色んなところでやってくれたり、セトリが予想が超高難度ながらもいろいろ考えるのが面白かったりと良い面ばかりで、これがミリオンにハマらせたのだと思う。

とまあ、こんなコンテンツだという事がわかると、この記事を少しでも深く理解できると思うので、ぜひ頭の片隅に置いておいてもらいたい。

 

では、本題に行こう。

異例の全体曲無しの花咲夜から始まり、ミラソニ、TIntMe、シェリチェリと各ユニットが登壇し、ついに自分がだいすきな≡君彩≡の出番となった。

このTwelw@veというライブは、Million Theater Wave、通称MTWというCDのシリーズの12ユニットが中心となっているライブで、MTWの中では≡君彩≡が自分は一番すきだった。

≡君彩≡はこれで「きみどり」と読む。メンバーはKey.所恵美(CV 藤井ゆきよ)、DJ 松田亜利沙(CV 村川梨衣)、Gt.矢吹可奈(CV木戸衣吹)の3人で、バンド系ユニットとなっている。

特にReTaleという曲が本当にすきで、この日はこれを一番楽しみにしていたといっても過言ではない。

 

 

曲が始まり早々にまずイントロに何か違和感を覚えた。ギターが収録の音ではないのだ。ギターだけじゃない、ピアノもDJも生。生演奏はバンドリ現場だらけの自分にとっては日常に等しいけれど、ミリオンで生演奏はその特別感が滅茶苦茶アガる。

≡君彩≡自体、キャラ自身が音楽を弾いたから、演者が弾くんじゃないかとかすかに期待はしていたけど、流石に難しかったかバックバンドを引き連れての登場だった。

そんな≡君彩≡の姿に、アーカイブに音は乗っていないけれど、会場は間違いなくざわついていた。

ゆきよはいろんなところで他の女のために泣いていたせいで、推しになったのだけれど(4th参照)も、もう今回のカッコいい衣裳を着てさらにビジュアル完成されてて、最高だった。高音もこなせる上に重く響かせられるのがReTaleとのマッチ度が高すぎた。「高く飛べる」でトびかけた。

りえしょんはただひたすら高音域の暴力が強すぎる。自分は女性の高音が滅茶苦茶好きなんだけど、りえしょんのReTaleはあまりにも刺さり過ぎた。ビブラートが聞いたどこまでも伸びるような声が本当に綺麗で素晴らしい。正直CDよりも生の方が力強くて何度もアーカイブをリピートしている。「世界を知りたいな、ah」の部分だけで死ねる。

木戸ちゃん。ブレない力強さが魅力的すぎる。真っすぐに貫くような力強い視線とともに会場に響く高く力強い真っすぐな声が会場を支配している。矢吹可奈を心に宿しすぎている。

このReTaleに関して、すきな曲を生でやってくれたという事のうれしさ、歌の力強さ、それだけで少し涙を流してた。

現地の喜びというのはここに尽きる。本当にコロナ禍でもやってくれてよかったよ……

それとアーカイブ見て気付いたけど、サビの「不器用な恋と君と明日を見つめ続けたいんだ」の「見つめ続けたいんだ」で目に指先を向けるのが滅茶苦茶すきなんだよなぁ……

「二人の指先があれば」の指先が目に向かうシーンのゆきよがカッコよすぎる。

本当にすき。これからもやってほしいと思う。

 

そして次……

の曲の前に、一旦ストップ。

まあここまではある意味予想通りみたいなものだった。最高すぎて泣いてはいたけど。

やると思った曲で泣くのはよくあることだ。

ただ、次の曲。これだけはもう完全にダメだった。

本当に、終わってもそのまま泣き続けてしまうくらいだった。

 

プラリネ。

 

7thから参加した自分にとっては神話の一説に等しい曲。

プラリネ自体というか3rdのプラリネからアイルという流れが、ゲッサンミリオンという漫画の13話と14話のタイトルと同じ流れになっており、この曲達は伝説の様になっている。

それもあるが、プラリネは自分の推し、あいみんのキャラであるジュリアのソロ曲である。

まあ簡単に言ってしまえば自分のミリオンの一番の推しであるあいみんの歌をだいすきな≡君彩≡が歌ってくれたのが滅茶苦茶嬉しかったのである。

ただそんな単純な話でもない。

オリメンの話を覚えているだろうか。

ソロ曲なのでオリメンと言っていいのか微妙だが、オリメンは勿論ジュリアである。その曲を≡君彩≡が歌うという事にはとても大きな意味がある。

ジュリアはReTaleのストーリーで矢吹可奈の師匠として出てきて、可奈の背中を押してくれるような存在である。

正直ジュリアなしで≡君彩≡は存在しなかったかもしれない。そんなジュリアの曲を≡君彩≡がアレンジを加えて披露したのだ。

エモすぎる。巨大感情に近い。このプラリネを歌っているときは間違いなく4人で歌っていた。ジュリアが後ろにいるようだった。それに加えて、会場のブレードは赤と黄緑で満たされていて、本当にジュリアがそこにいた。

もうこれらのことで、涙が全く止まらなくなった。ずっと泣きながらブレードも振り回していた。

それだけでもう、この世の幸せの中心にいるようだった。

 

折角なのでアーカイブを見て気付いた点も多かったから、頭から何がエモいか全部話していこうと思う。

ReTale終了後、聞き覚えのないイントロが流れた。

7thのランタンを置くだけの曲みたいだと思い、これまでの経験でギターやピアノのアピールタイムかと思って気を緩ませていた。そんな時に聞き覚えのある「ah-ah-」が聞こえて後ろの椅子に倒れそうになった。

いやTIntMeがDear…やったからおかしくないけれど、それとこれではあまりにも衝撃の大きさが違い過ぎる。

会場のマイクは拾ってないがReTale以上に会場がざわついていた。というか自分は声を出しちゃっていたと思う。覚えてないが。

何度も聞いたプラリネが流れ出して、嫌でも体が動き、脳みそが衝撃から段々と立ち直り始め、思考がジュリアと≡君彩≡を繋げて……そうして気付いたら、歌いだす前にはもう泣いていた。そこからもう泣きながら全力でブレードを振っていた記憶しかない。

イントロからこの≡君彩≡のプラリネは完成されている。ギターがベースで組み立てられているプラリネに対して、それを崩さず、寄り添うようにピアノが伴って、≡君彩≡の曲だと誰もが分かるように魅せていて本当に完成されている。

ギターソロもジュリアとは違う。矢吹可奈のギターソロだった。間違いなく≡君彩≡のプラリネだ。

そしてメロディだけではない。歌詞とのマッチ度が本当に凄まじい。

とくに矢吹可奈

後戻り出来ないくらい遠くまで来たんだ もう
あなたからもらったなにもかも道しるべにしてきたよ

ジュリアが歌うのと意味が違って見えるのがわかるだろうか?

ジュリアにとっての『あなた』は多分Pのことだろう。でも、≡君彩≡ひいては矢吹可奈にとっての『あなた』はジュリアだろう。ジュリアのプラリネが道標となり、≡君彩≡のプラリネが形作られる。構図が美しすぎる。

後ろ指さされるくらい怖くなんてないでしょう?もう
夢は目を開いて見るものとあなたが教えてくれた

ミリシタのメモリアルコミュで明かされているが、矢吹可奈は小さいころに合唱教室の先生に向いてないと言われてショックで教室をやめた経験がある。

そんな過去を乗り越えてアイドルとしてステージに立つ矢吹可奈には当てはまりすぎる歌詞である。もう怖くない。可奈らしく光り輝いてステージに立ってこう歌うんだ。

 

ねえ 少し笑って時々泣いて 今よりもっと強くなれるから
未来はきっと子供みたいに信じるほどに光るよ

 

光るよ

実際の年齢より落ち着きがなく子供みたいと評されることのある矢吹可奈だからこそ、そして、ジュリアの一番弟子の矢吹可奈だからこそ、このステージで過去など恐れず輝くのだ。

この≡君彩≡の歌うプラリネの最後の「光るよ」は本当に矢吹可奈のための歌詞だったと思う。

 

 

ありがとう。プラリネ。ありがとう、ジュリア。ありがとう、≡君彩≡。

 

 

 

パンとフィルムもめっちゃよかったんだけど、もう感想がReTaleで言ってることと同じで、現地での記憶もプラリネにやられ過ぎて朧げなので省略。パンとフィルムももちろんだいすきだから、もう一度現地に戻してくれ……頼む……。

 

さいごに

これ以外にもミリオン8thはもう本当にみんな楽しかったので、アーカイブ今からでも遅くないので買ってみてね。

現地行った人も買ったほうがいい。記憶が新鮮なうちに見返すと記憶蘇るからおススメ。

2日目のいちぽむも最高だったからこれについても書きたいなぁ……

でもそれ以上に≡君彩≡を描きたい……

では、またどこかで!

 

愛美さんの新曲「LIGHTS」の歌詞を読み解いて、そこから自分をすべきことをオタクが話をする。

ご無沙汰しております、3日坊主人類代表ざぎです。

 

今年一年ももうすぐ終わりですが、記事をご覧になられている方、そしてこの記事を読み返している未来の自分、いかがお過ごしでしょうか。

 

今年にやり残したことはありませんか?

自分は

・ breakthrough、ラウクレ2、NGNC2、9thの感想をブログに残す。

・ グラブルのヴィラジタの長編を完成させる。

・ バンドリもグラブルもアルゴナのストーリーを追うこと。

5秒考えただけで、これだけやり残したことが出てきました。

人間だらけてばかりになりがちですが、来年、いや今からこうはならない様にすぐ行動するようにしなければいけませんね。

 

と、あいさつのように少し話をしましたが、実はこれもう本題に足を突っ込んでいます。

今回の話はライブの感想だけではなく、12/27にデジタルシングルとしてリリースされた愛美さんの新曲「LIGHTS」の歌詞を読み解いてみたという話です。

あいさつの内容と関係なさそうに見えますが、これがちゃんと関係してくるのであしからず。

 

AI Meam It ! の感想

12/26にZeep Diver Cityにて愛美ONEMAN LIVE 「AI Meam It!」が開催され、昼夜公演どちらも行ってきました。

このライブは10年前にポニーキャニオンからメジャーデビューをした愛美さん(以下あいみんとさせてください)が、キングレコードに移籍し、再発進した最初の記念すべきライブです。

ライブの感想をすべていうと長くなりすぎるので、ある程度割愛しますが、ともかく最高でした。

 

シングル全曲に過去曲、新曲も交えた怒涛のセトリで楽しいが過ぎました。

はじけるようなメロディとともに、楽しく全力で再スタートを高らかに歌うReSTARTING。あいみんの光の面を表したような曲は、楽しくて思いっきりブレードを振り回していました。

それに対して自ら闇(病み)の部分を表した曲と評するMAYDAY。女性の巨大感情が弱点なので、あの重く響くCメロ→落ちサビの「誰か助けて、僕はここだよ」の叫びは、背骨に刺さって頭蓋骨にまで響いて情緒が壊れそうでした。弱い部分、ましてや助けてなんて叫びを生で聞くのは百合SS書きには劇薬に等しいのですから……

風が吹き抜けるように歌い上げるカザニア。この青い風のような清涼感のある曲はあいみんが演じるキャラでも、あいみん本人によるものでもなく、あいみんが上京した時に憧れていたアニソンシンガーとしての歌なのだとエンカしたフォロワーさんに教えてもらって、なるほどなぁと思ったのをよく覚えています。

 

ただ、これらの曲以上に自分にブッ刺さったのは、LIGHTSでした。

これまでにない重みのある曲で、MAYDAYが闇だとするなら、LIGHTSは鎮魂歌のようなベクトルの違う重みがあり、それが脳を揺さぶるります。

そしてそこからはっきりと強い訴えかけるような響くような声が、また脳に響き刺さり、鳥肌が止まりませんでした。脳内に尿路結石を突っ込まれたまま、ジェットコースターに乗せられたようです。

LIGHTSはカザニアに続いて現実主義勇者の王国再建期の2期EDになる曲で、カザニアとは違い作詞もあいみんが担当しています。

作詞に関してライブ中に

「一つでも誰かに共感してもらえるように言葉を選んだ」

「自分でもこんな言葉が出てくるなんてと驚いた」

というような話があり、アニメという題材があるという前提はありつつも、あいみんの考えや価値観などが歌詞として表れてる曲だと伺えます。

また実際、歌詞考察をしてみると、あいみんの経験から来た言葉なんだろうなと思う言葉達が見て取れました。

 

歌詞を読み解く

では、くわしく読み解いた歌詞について話をしてゆこうと思います。

まず、自分はこの歌は「選択することの大切さ」を説いている歌だと読み解きました。

選ぶという言葉1番の頭にしか出てきてませんが、そのあとは戦いという言葉に置き換えられて出てきて、選択することについて歌っています。

頭から行きましょう。

 

なにを選べばいい?

未来に縋る声が渇いた。

失う怖さにただ怯え、立ち止まってしまってたな。

ここはそのままです、失うことを恐れて選択できずに、その場で立ち止まってしまいます。

 

“コタエ”を合わせたくて僕ら
幾度、間違えたんだろう?

コタエとは、前のフレーズで書かれていた選択の正解のことではなく、自分で選んだ解答そのもののこと。ただ、この解答が正解だと思いたいがために、間違ったことをしてしまったということなのだと思います。

 

いつの間にか愛していた 愛してしまったんだ
守り抜こう この時代(とき)の中で

正解というものを愛した、愛してしまったのだ。

しかしそうしてはならない。

「正解」ではなく、「選択した答え」そのものが大事なのだ。

この移ろいゆく時代の中で「選択した答え」、ひいては選択することを守ろうと訴えているのでしょう。

 

限りある生命を灯して
戦う僕らは 何より尊く美しい
消せない痛みの数だけ
輝ける明日があるなら
紡ぎ重ね合ったすべて 誇れるから

最初のほうで言っていた「戦う」を「選択する」に置き換えてあげるとすんなりと歌詞がはいってくると思います。

このサビの部分単体で見ると、言い換え等をせずにそのまま意味が取れますが、歌詞の流れや、以降の歌詞を考えるとこの置き換えをしたほうが意味が通ります。

また、そう置き換えることで「消せない痛み」というのは、「選択肢しなかった答え」という置き換えが考えられ、選択しなかった答えの数は選択した数と等しいことから、『選択した数だけ未来があり、その選択で紡いだすべてを誇れるだろう』と解釈できます。

 

「なにが正しいのか?」
過去を辿り 誰もが求めた
移ろう弱さに ただ溺れ
立ち止まっていられたらな

2番ですが、1番とおなじように考えてゆきます。

誰もが何が正しいのかという正解を求めて、過去を辿ろうとします。

選択することは苦痛を伴います、正解不正解がなくてもめんどくさいですよね。

そのままの流れに身を任せるのが一番楽なんです。

そんな楽な流れに身を任せて、選択しないでいれたらいいのに、なんて考えてしまっているんですね。

 

“サダメ”を感じたくて僕ら
幾度、確かめ合ったろう?

よく「運命」という言葉にサダメとルビがふってあることがよくありますよね。それと意味は同じだと思います。

選択するとか関係なしに、必ずそうなる運命であったと思いたいがために、確かめることをしてしまうのです。

 

いつの間にか愛されてた 愛されていたんだ
信じること 畏れずに現代を生きるよ

運命に愛されていたんだ。でも違う。

運命のように勝手にそうなってしまったと考えるのではなく、選択した答えによってそうなったというのが正しいのです。

選ばずに流れに身を任すという選択をしたから、今があるのです。

だから、自分の選択し、その選択した答えを信じ、この移ろいゆく現代を生きるんだ、と歌っているのです。

ただ、少しここは解釈に無理があるかなとは思っています。とくに愛されていたというフレーズと引っかかりが薄いんですよね。

まあ一応1番と同じ歌い方をしていて、一番で愛していたことが間違いと解釈したのと同じように考えて、ある程度意味は通ると思ってはいます。

 

幼すぎたんだ 僕らみんな

力などないくせに
傷つけ合いはじめて痛みを知るんだ
なにが得られるのだろうか
いの果てに

Cメロは1番と2番のまとめと、その先につながるフレーズたちなのだと考えました。

正解を選ぶ力なんてないくせに、それに気付かず立ち止まり正解を探していた未熟な僕ら。

選択してからはじめてそれが正解か不正解かわかるのだとようやくわかりました。

でももう今更それに気が付いても遅いのです。

けれど、選択した果てに一体何が得られるのだろうかと疑問に思います。

そしてその疑問の答えを得たくなった僕らは、もしもの話を考えます。

愚かさに震えた彼の日の
記憶などすべて消し去って
やり直せるのならば
ああ 迷って壊した
弱すぎる僕を弔おうか 今ここで

もし、立ち止まるという愚かな行為をしていた過去の自分の記憶を消して、もう一度やり直せるとしたら、当時は躊躇して圧し殺した「選ぶことをしない自分」がもう二度化けて出てこない様に供養しよう。今ここで。

そんなifの話を考えるほど、選択しないという愚かさを歌っているのです。

これは恐らく、原作がなろうの異世界転生ものだから、やりなおせるのならというフレーズを設けたのかもしれません。アニメも原作も読んだことはないけれど、もしかしたら主人公は選択しないことを悔やんだりする描写もあるのかも……

 

限りある生命を灯して
戦う僕らは 何より尊く美しい
消せない痛みの数だけ
輝ける明日があるなら
紡ぎ重ね合ったすべて 誇れるから

ラスサビは1番のサビと同じなので割愛します。

 

と、以上がLIGHTSの歌詞を自分が読み解いた内容になります。

選択することは、誰しも今ここにいるまでずっとやってきたことだと思います。

あいみんにとってもそうだと思うけれど、声優やアーティストとして活動してきた彼女にとって、自分の未来が簡単に変わってしまうかもしれない大きな選択の連続だったことでしょう。ましてや選択のスピードまで必要とされていたはずです。

だからこの重いメロディにふさわしいテーマだと思って、歌詞を書いたのだと思います。

 

この曲を聴いて、理解して、そして何をすべきか。

話を冒頭の問いかけに戻します。

一年振り返ってみて、みなさん、行動できていましたか?

自分はできていませんでした。

行動をする、しないというのも「選択」の結果です。

LIGHTSという歌はその選択の重要性を歌っていて、あいみんは共感できるような言葉を選んだと言っていました。

 

自分は歌詞を読み解いたとき、自分には深く深く言葉が刺さりました。

怠け癖があって、どうにかしようと思っても、結局何もできていなかった。

正直、別に仕事ではないし趣味の話だからやらずにも生きていける。だから、それを改善するという行動にも起きなかった。

歌詞の読み解きをする直前くらいに、尊敬する神絵師が推しの70ページ位の本完成させてて、めちゃくちゃすごくて神かと思った。

ライバル意識ではないけど、それだけのことを神絵師はやったけど自分マジでなんもしてなくて、オタクとして自分どうしようもねえなと思った。

で、そこまで思っておいて、結局手は動かなかった。書きかけのファイルを開くだけもできなかった。しなかった。

そんな自分にはあまりに深くこの歌詞は刺さりすぎたんです。

あいみんがすきで、経歴ももちろん知っているし、完成度の高い歌も生で何度も聞いた。時にも苦労話も聞いた。そんな苦労しながらも成功した人間が、こんなにも選択の大切さ――ひいては選択しないことの愚かさを重く重く歌っているのを聞いて、さすがに何とかしないといけないと思った。いや、ようやく思えたんです。

そうして、まずはと思い、この記事を書きました。

 

 

この記事は、自分にとっては戒めを形に残すための記事です。

でもそれと同時にあいみんのオタクで行動できていない人へも向けて書いています。

変えようと思っても、自分の力ではどうにかするのは大変です。誰かに変われと言われていてもいまいち実感も湧きません。でも、あいみんからの言葉はそうではないでしょう。

推しでないとしても、ジュリアとして、戸山香澄として期待や重圧を払いのけて堂々とステージに立つあいみんの姿を見たことがある人は、あの姿に感動し、尊敬をしたはずです。

そんなあいみんからの言葉は何よりも説得力があるはずです。その説得力の根拠は、みなさんの脳にあるあいみんに関する情報の全てです。

まずは、やりたいことをまっすぐやるために、いらないものを視界に入らないようにしましょう。選択肢は少なく、やるという選択をすぐとれるように。

 

 

選択できれば、それは成長につながる。

成長はポピパが世界へと、そして目指した星へと歌を届かせる。

万物は成長する、成長したがっている。

選択の果てに見えた成長が、いつか星まで届きますように。

星まで届け、Live Beyond!!

 

以上、オタクの妄言と決意でした。

よいお年を。

Poppin'Party×Morfonica Friendship LIVE「Astral Harmony」が最高だったという話をオタクがする

お久しぶりです。ざぎです。

Astral Harmonyの感想を書いてゆきたいと思います。

まず、感想を書く前に、Breakthroughの感想記事が書きかけでもう4ヶ月も間が空いてしまい、先にアスハモの感想を書くことをお許しください……ラウクレ2記事のあとに書きますので……

では、さっそく内容について触れてゆきましょう。まずは当日よりも前の話から。

 

開催背景

開催は2021年2月23日の横浜アリーナ。前日には「Rausch und/and Craziness Ⅱ」、通称ラウクレ2が開催され、いつものごとく大盛況でした。

20年の3月あたりから相変わらず猛威を振うコロナは、長期化してきたこともあり、封じ込めがうまくいかなくなりました。そして、感染者が増え、21年1月8日より東京、埼玉、千葉、神奈川に緊急事態宣言が出されます。

8thやBreakthroughの開催時は非常に感染者数も落ち着いており、マスクと三密回避以外はある程度日常を取り戻しつつあるという感じでしたが、今回の開催時期は多少感染者数が減少傾向にはあるとはいえ、緊張状態の中での開催となりました。

正直同月の前半に開催を予定されていた、ブシロック、バンナムフェスが開催延期を宣言していたこともあり、ラウクレ2もアスハモもやらんだろうなと予想していましたが、開催されました。

これの理由は恐らくですが、アスハモの約一週間前におなじ横アリでflipsideが有観客でライブを開催したことにあるのかなと思ってます。flipsideがやめたらやめるみたいな基準を作っていたのかもしれません。

ちなみにflipsideがなぜ開催したのかは知らないので、詳しい方は教えていただけると幸いです。

と、このような情勢の中での開催でした。いつも以上に気を使って感染対策をして開催されたのだと思います。

まあ正直待機列は人の距離近いし多少危ないかなとは思いましたが、会場での演者と普段より距離がかなり離れていたり、アルコール消毒液がいたるところに置かれていたり、その他さまざまな感染対策がなされていました。

それと自分のいたって個人的な開催に至るまでの背景も少し話します。

まず自分は、20年11月30日から21年1月28日まで、持病の悪化のため治療で入院をしていました。別に命に別状がある感じではないです。気になる人はUCと検索してみください。ともかく二ヶ月も入院していたわけです。

病室のある7階を歩き回ることは可能でしたが、走る等の強度のある運動は行えず、おかげでただでえなかった体力は皆無になりました。どのくらい体力なくなっていたかというと、駅の30段くらいの階段で足は上がりにくくなり、息切れもし、平地で走れば3分で腰を下ろしてしまうほどでした。

そんな状態から半月で体力ゴリゴリになくなるロゼRASのラウクレ2を乗り切り、アスハモにまでやり切れるのか、まずはそんな不安がありました。

そして先ほど話したコロナに関して。8th、Breakthroughはともかく緊急事態宣言という黄色信号の時に外に出て感染したら、色々迷惑がかかるという不安もありました。

けれど、行くことに決めました。

なぜなら、もうバンドリのオタクに完全になった自分に、二度とない『現地参戦』を逃すという選択肢はなかったからです。

体力が死のうと、リバイバル放送やDVDで「行けばよかったな」と思いながら見るよりは楽しいです。仮に会場に行ってコロナにかかって死んでも、別に自分は生きる理由がライブと百合なので別に生きている間に行きたかったライブには行けたことになるのである程度納得して死ねます。ライブに行ったことを咎められて何かしらの処罰があっても、行けないこと以上の苦痛にはなるわけがありません。コロナを移して誰か感染させるリスクはありますが、毎日の検温、最低限の外出で対策をてリスクを最小限にします。というかしました。開催から2週間、外出はスーパーに行くだけにしました。

このようにあまりいい決断とは言えませんが、逆らえないのです。生き様がこれなんです。ライブがあって手元にはチケットがあるなら行ってしまうのです。

だからオタクしているんだろうな……

 

その他ルール等に関しては8thと同様で変更なし。

会場も同様に客入りは半分程度という感じでした。もはやこの異常なルールにも慣れてきている自分がいました。

 

開演まで

今回の会場は横浜アリーナ。最寄りは新横浜駅横浜駅で路上ライブをしていたさえチが、breakthroughで横浜でライブができることを喜んでいたこともあり、魂が神奈川県民の自分も嬉しかった。

そして、嬉しかったのはもう一つとてつもなく大きな理由がある。というのも今回はポピパとして初のプレミアムシートであるからだ。演者との近さはライブの楽しさと単純に比例するし、なによりもだいすきなポピパがいるライブでのプレシというので、舞い上がりまくっていた。というか、一周回って会場はいるまで実感なさすぎて、むしろテンションが普通になっていたりしていた。

ただこのプレシ、もともとの譲り先とひと悶着あった後に奇跡的に手に入れたプレミアシートなのだ。(詳細は省く)

そして、保険のチケットを譲っていただいた冴月さん、そのチケットをプレシと交換して頂いたHさん、代金の建て替えをしてくれたMさん、本当にありがとうございました。本当に最高に楽しかったです。この記事で改めて感謝を伝えたいと思います。

 

そんな感じで、今回は一人での参戦ということで、初めての試みとしてフォロワーのかくがねさんと開場前にリアルエンカウントしてお話を40分ぐらいさせてもらった。

他愛ない話に、ライブやバンドリの話をしていた。自分よりもかなり昔からバンドリのライブに行ってて、そういう話を聞けてとても興味深かった。自分が普段話す人たちで自分と同時期ぐらいからライブ参戦している人ばかりだったから、6th以前の話は面白かった。

あと、やはり生で話すのはとてもよい。あたりまえのことではあるけれど会話のペースがツイッターの比ではない。40分くらいではあったけれどたくさん話ができた。

楽しかったから、今後は他のフォロワーともエンカウントしたいなと強く思った。

もしもこのブログ見てる人で良ければ、ぽぴばん、バンドリドーム、JUNCTION A-Gでエンカウントさせてください!

 

そして入場。これまで受け取ったことなどなかったプレシのグッズのロンTを受け取り、席に着く。自分の席は前から20番前後の、りみりん側ほぼ端だった。プレシでも真ん中あたりで、りみりんがすき(推しかと言われるとまた難しい)で、Ayasaさんのあのバイオリンを近くで見れるので最高の席だった。

開演まで時間があったので、チケット譲っていただいたHさんとも前日の感想だったりを、OAがないを確認しながら話していた。ライブ前は人と話してるの普段の5倍増しくらいで楽しいのよな……

 

それから、開演の15分前くらいに席に戻り、ワクワクしながら、開演を待っていた。

この頃には完全にプレシだという事実を十二分に理解していて、何度もブレードと水とタオルを確認して、公演中に下手なミスしない様いつも以上に気にしていた。

ライブ前の高揚感というのは、本当にライブ前にしか味わえない特別なものであるが、プレシとなるとさらに格別になる。

失敗もありながらも、金色に輝き、見事に咲き誇った8thから、難しい数々のカバー曲を力強く歌い切ったcantabileを経て、大きく成長し続けるモニカの姿を8thぶりに見れる興奮。

後輩の手を引く先輩として立つという今までにはなかったポピパの姿が見れるだろうという期待。

そしてそれをスクリーン越しで無く肉眼で確認できる喜び。

そんなものたちを感じながら、開演をまだかまだかと待っていた。

 

開演-Morfonica-

最初に出てきたのはモルフォニカだった。暗幕が上がって真っ暗な中でもキーボードがないのが確認できたから、モニカのメンバーがステージに揃う前に準備ができた。プレシであることが早速生きていて、軽く感動を覚えていた。

ただ、3曲毎くらいで交代を繰り返してくると予想していたのが打ち砕かれたのは少し悲しかった。

そして1曲目が始まる。

1.Flame of hope

新曲からスタートと最初から全力の姿勢が伺える。前日にRASが同じく新曲始まりをしている。

そして自分は演者との近さと、あまねすの半端ない力強さを『理解らせられていた』。

8th、cantabileの配信を聞いて思ったのは、ステージに立つあまねすの歌はガルパやCDよりもパワフルで深みとがあるということだったが、改めてあの席で生音を聞くと、そんな文字上以上のものを否応なしに理解らせられるのだ。

強いのだ。ただひたすらに。月光花で詳しく後述するが、感情が乗るライブのあまねすの声は、こぶしが効いて地声の低さも相極まり低音が力強く響く。それが腹に響いて、それを強さとして体で感じるのだ。そしてそれがたまらなく幸せだった。

 

そしてもう一つ、Ayasaさんがとてつもなくお美しくて、それでありながらも激しく、力強くてずっと目を奪われていた。

リバイバルでも過去の映像でもよく見てほしいのだが、あの女性らしく流線型で滑らかで綺麗でありながら、リズムに合わせて激しく力強く髪が、バイオリンが、体が動くのだ。いやらしさなんか微塵も感じない、「美」として一つの形をとっているようにすら思える。男であの動きができるやつはいないだろう。そんな、Ayasaさんだからできる、激しいリズムと女性らしさの中間でバランスを取っている完成された姿から目が離せなかった。

初めてのプレシでどこ見ていいのかわからなくて、とにかくもう目について仕方のないAyasaさんとあまねすのことばっかり見ていた。そのため、これ以降の感想もこの二人のことだらけになるので、ご了承いただきたい。

 

正直このFlame of hope、前述した強さに関しては、これからやってくる曲からしたらまだまだではあるのだが、初めに聞いた曲はどうしてもとても印象強く残る。そのため、楽しさも相極まりこの時点である程度泣いていた気がする。

 

2.CQCQ

生で聞きたかった曲その1。念願叶いまずは、大喜び。

cantabile見ててめっちゃカッコよくて、行かなかったことを滅茶苦茶後悔していたから、今回こんないい席で聞けて大満足である。

サビまでの低いところからのサビの盛り上がりがたまらん。モニカのカバーはあまねすの低音が効き放題なのが素晴らしい。

モニカのオリジナル曲は倉田ましろは地声が高いということになっているため、倉田ましろらしく高音で歌う必要があるが、カバーはカバーに合わせる必要があるため力強い低音がよく聞ける。オリジナルとカバーでバランスが取れていてとてもよい。

 

ここのMCで確か衣装に触れていたと思ったので、衣装について話そう。

衣装については、アスハモのトップの絵に使用されている衣装で、ガルパで言うとましろは「情熱、伝わる想い」の衣装、つまりflame of hopeの衣装である。

露出が減らされていたり、各メンバーで蝶のアクセサリーが付いていたり、立ち絵では見えない背中に蝶をかたどったリボンがあったりと多少のアレンジが加えられているようだった。

肉眼で全員見れたので、ここぞとばかりにガン見した。もう二度とあるかわからない機会なので許してほしい。

 

3.月光花

生で聞きたかった曲その2。世代ぶっささりでcantabileの配信で聞いてから生で聞きたくて仕方がなかった。

ブラックジャックは当時時々見てて、その時に見たのかそのあとに何かのOPまとめ的なので見たのか分からないが、ともかく昔から何度か聞いていた曲で思い入れもそこそこあり、それでかつ曲が滅茶苦茶カッコいいのだ。

あまねすに関しては低音がとてもすきなのだが、月光花はその低音をどの曲よりも浴びることができる曲だ。サビなんか低音で力強く響かせてくるので最高だった。

それと、この曲以降で気持ちこもっているなと思う箇所がいくつも登場していたようにおもった。記憶も薄れつつあり、勘違いかと思うかもしれないが、とてもよかった。音程から外れたりしているところもあったが、リアルなあまねすの感情を見れるというのはライブならではで、それがプレシでモニターに頼らず自分の好きなタイミングで表情を確認したりしながら聞けたというのはとても贅沢な体験だった。

一番わかりやすかったのは深海少女、次点でnevereverlandと月光花だと思う。オリジナル曲よりも声の出しやすい低音の多いカバー曲に影響が出やすいのかもしれない。曲毎にある程度は触れるが、これはリバイバル等でぜひ直截確認してもらいたい。

 それと月光花はAyasaさんの見せどころでもあった。激しいリズムでキレのあるバイオリンも素晴らしいが、静かに音を響かせる月光花は弦が震えているのが見えるようで、一段と素晴らしかった。

 

4.金色へのプレリュード

モニカの成長に少し涙してしまった曲。

悪天候を晴らして、文字通りに金色に包まれていた姿に感動した8thから半年ぶりに聞いた金色だが、なんだか成長というか「ああ、なんだか、立派になっちゃって……」みたいな気分になってしまった。

8th当時は初ライブでトラブルもあり、がむしゃらというか、必死にステージに食らいついていたようなライブであったのが、今はどうだろうか。立派に難しい歌の数々をこなし、余裕までは感じ取れないものの、楽しそうにしてステージで輝いている。

そんな姿をみて、本当に彼女らの成長を感じ取ってしまって胸を打たれてしまったのだ。

まあ、こんな風に上から目線で「成長を感じた」なんか言っているが、8th当時ですら身長と体重以外で彼女達よりも優っている点はなさそうだから、何様なのだろうかというところではあるが。

 あとこの曲はブレードを黄色がいいんじゃないかなと思う。あまり黄色は見えなかったけれど、いつかブレードで金色に包まれたモルフォニカを見てみたいと思うのだ。

とはいえ個人的なエゴなので別に強制だとか思わず自分の好きな色で自分が好きなように動きましょう。

 

5.LEVEL5-judgelight –

レールガンメドレーはやるだろうと予想したうえで、予習をしてきて大正解だった曲。

flipsideはほぼ公式のようなレベルで明確なコールがあり、7thのポピのonly my railgunではかなりしっかりとコールがやられていたので、プレシでミスったりしたらダサいなと思いしっかり予習をしていた。

とはいえ、実際の会場ではわりとそのコールをやっている人はそこまでいなかったので、予習しなくても問題は全くなかった。ただ、やはり予習して動きが分かってると局の途中で「コールはどうするんだっけ?」みたいな心配がいらずに楽しめるから予習してきて個人的には正解だった。

 この曲はギターとバイオリンが滅茶苦茶いい。原曲からカッコいいギターと、メロディを補強するように自由に奏でるのがハチャメチャに良い。

中学高校の頃から聞いていた曲なのもあって、テンションが滅茶苦上がって最高に楽しかった。

そして同時に体力の限界が早くも顔を出しつつあった。

 

6.深海少女

生で聞きたかった曲その3。

この曲は低音が最高だったのと、月光花で触れたように感情がこもっていたのが最高だった。

最後の「この海を出て、今、飛び立つのーahー」のところahーがすごい分かりやすい。ボカロカバコレの比ではない。感情はいりまくってて、「この海を~」からのだんだんと来る盛り上がりが指数関数みたいで、最後まで声が伸びる前にとぎれてしまっていたくらいだった。

もしかしたら、あまねす本人はそれが失敗として映ってしまっているかもしれないけれど、観客である自分としてはそういうライブならでは、そして全力で曲をやっている姿が見たくて仕方がないのだ。

ここまでのライブで楽しくて感受性ぐちゃぐちゃになっているところに、生の感情を叩きつけられて、本当にライブって楽しいってなるのだ。

今後もあまねすにはもっと感情を叩きつけてほしいものだ。できるものならいつかオリジナルでももっと素直な感情を叩きつけてくる日を待ってる。

 

7.Daylight -デイライト-

前日のようにポピと共に歌う曲になると思っていたので予想外ではあった。Ayasaさんのバイオリンを一番よく見た曲であるがゆえに生でみるとまた違った感動があった。


8.ブルームブルーム

咲き誇ったという表現がふさわしい曲。これは堂々と笑顔でやり切った8thのラストの時とも姿が被るようだった。

それとこの曲はエンディングテーマみたいな曲調だなと思う。やさしく響くのがとても心地がいい。

また、この曲はあまねすが指折りしてゆくのがすごいすき。1から始まり5になって、桜の花びらになるのが天才かと思う。

9.Nevereverland

モニカの中で一番楽しくてテンション破壊された、生で聞きたかった曲その4。

最初のカッコよすぎる英語から、一気に激しくなるリズムに早速テンションを破壊された。Ayasaさんのキレのありすぎるバイオリン、間奏で踊るようにリズムに乗るあまねすが、畳みかけるような勢いのリズムと共にやってくるのだ。とんでもなく楽しい。

サビのちょっと高めのところから、「I know that this is what I want this is what I need」で一気に下がって力強さが見えるのがめちゃくちゃすき。

二番のサビからラスサビに続いてゆくゾーンもすごい好き。ラスサビ直前で一気に上がるところはテンション差が激しすぎて壊れる。

ずっと横ノリで小刻みに跳ねながら体でリズム取って、ブレード全力で振って、とにかく楽しくて、体力は一度ここでゼロになった。

 

 10.ハーモニー・デイ

新曲をやると完全に思ってなくて、完全に予習不足だった。ラストにして最大の後悔。

でもいい曲だったなと。いつかリベンジさせてほしい。 

 

こうしてモニカの出番はひとまず終了となった。

正直、モニカの力は予想以上だった。

8thの会場で生ですでに聞いていたのも、たった5曲のセトリでなにがわかるのか?というもので、初めて長いセトリでモニカの世界に触れて、素晴らしいバンドだと強く思った。

どうしても第四のリアルバンド、後輩バンド、というイメージがあるが、ここまでで語ったように、そんなイメージを感じさせない演奏、表現をしていると思う。

楽器の知識が皆無に等しいから、人によってはまだまだとか思うのかもしれないが、自分の耳では3バンドと変わりない音が出て、モニカにしか持っていないものを十二分に出していると強く感じた。

 

さあ、後輩はここまで最高の舞台を作ってくれたのだ、先輩であるポピパは何をせてくれるのか。

開演-Poppin'Party 

幕間で、倉田ましろから、サークルで初めてポピパを見た時の私みたいな子達がいるかもしれないのでその子たちに力をあげてください、というような(超うろ覚え)言葉があった。

その言葉を受けて、最初に先輩であるポピパが打ち出した曲は……

11.ミライトレイン

ミライトレイン(今見ても驚きの順序なので確認の為にもう一度)。本来泣かせに来る曲ととらえられることが多く、落ち着きつつある後半や〆に持ってきていた曲ではあった。そのうえで、それを序盤にというのは驚きであった。

下記の8thのブログで感情の奔流にやられて死んだことやら曲の意味について話しているので、できればそこでミライトレインについて一度解像度を上げてもらってからこの続きを読んでほしいのだが、このタイミングでミライトレインという曲をしたのは意図的であり、このタイミングが最高のタイミングなんだと思った。

zagi1407.hatenablog.com

ミライへ続き、輪を広げ、どこまでも続く環状線。それがポピパであり、みんななのだと歌うこの曲で、先輩としての自分たちの姿を後輩たちに示すのと同時に、倉田ましろの言っていた「いつかの私たち」に誰かと繋がることをこの曲を通して伝えたのだ。

モニカのからのバトンをしっかりと受け取りつつ、この姿を観客に見せたポピパに思わず泣いてしまった。解釈が一致しすぎて。breakthroughではもう泣かないとか言っていたけどダメだった。

またこれも感情の奔流なのだろう。ミライトレインがこんな少し特殊なライブで、本来のミライトレインとはまた少し違う姿を見せてくれて、それが感情を揺さぶり、そしてあいみんは観客ができないコールをしているように振舞ってくれて嬉しくて楽しい。

最高のミライトレインだった。

 

12.キズナミュージック♪

ミライトレインから畳みかけるようにキズナミュージック。自分の弱点。やられたら無条件で泣いちゃう曲。

この流れはミライトレインの2番で振り返っていた過去へ焦点を当てるということだろう。

それも、今後のセトリでわかることではあるが、辛かった時のことに関してである。

後輩の前でなぜ辛かった時の曲を?と思ったのだが、辛かった時の曲とは辛かったのを乗り越えて今があるということを歌った曲なのだ。だからここから、いろんな試練が待っているであろうモニカに「なにがあってもまた繋がれる」ということを示したかったのかもしれない。

勿論泣いた。

それと小事件というか、りみりん自分の歌のパートに間に合わなかったところがあった。確か2番終わりの「この歌を聞いたならどんな」のフレーズだったと思ったが、あいみんや後ろのへごとかとバチバチにやっていたら、自分の歌うパートまでにマイクに戻れなかったのだ。思わず笑ってしまったが、なんかもうそのあとの「やっちゃったね」みたいなのがよかったのでオールオッケー。

 

13.Returns

弱点その2。説明不要。あいみんの表情をみれる最高の機会だと思ってすごい見ていた。(さえチは割とギターに集中していて、ラストとはすごい分かりやすいさえチの見せ場以外はあいみんを見ていた)

ぽぴばんでbreakthroughは歌に集中していたけど、表情に余裕がなかったというような反省をしていて、それが生きたのかもしれないけど(breakthrough当時に表情に余裕がないとかそんなこと気付いてないので、何が変わったとかはなにもわからない)、目を細めて声を絞るように歌うのがとても刺さる。普段よく笑っている人だから余計に……

あと、最後の最後のさえチのギターの音がスピーカーから流れてこなかったということがあった。音が出なくてあいみんがやっちゃったねって表情をさえチに向けていて可愛らしかった。

気のせいかもしれないが、自分はこの最後の音をさえチのギターからは聞くことができた。何度も聞いている曲で最後の音がどんな音かはわかっているつもりだから間違えではないとおもった。

後にツイッターでさえチから最後の音はちゃんと弾いたと言及しており、そのことから音響が最後の1音を弾き終わる前に音を切ってしまったのだと推察される。

前方の席でなければこんな体験できなったのでプレシ様々である。

 

一旦MCが入ったと思ったので、衣装に軽く触れておくと、衣装はbreakthroughで着たものと一緒だった。いわゆるイニシャルの衣装だ。2度目なので特に細かい解説はしないけれど、さえチの衣装の丈が短くなったような気がした。長くて本人が少し動きにくそうにしていたので、手直ししたのかもしれない。

 

14.1000回潤んだ空

7thぶり。当時は曲自体ピンと来てなったくらいなのに、いつの間にか頭の中で歌えるくらいにまでなっていたんだと、そんな自分のどうでもいい成長を感じた。

1000回はみんな泣いていたが、自分は泣かなかった。

 

15.Time Lapse

もはやお馴染みくらいの感覚。1000回まででしんみりしていた空気を、ポピお得意の楽しい曲ゾーンへ押し上げてくれた最強曲。折角プレシだったのだから、少し振り向いて演者からの視線に近いところから赤の海を楽しんでおけばよかったな、と今更思ったり。

次プレシ取れた時は見よう。


16.イニシャル

いつの間にか完全に新たな赤曲に。曲自体が香澄の初期衝動についての歌だからみんな香澄の赤にしているのだと思うから、それでいいとは思うけど。

こうなるとこれまでのラプスからのティアドロという赤→赤→青→赤という黄金パターンに新しくラプスからのイニシャルというずっと赤のパターンや、イニシャルからのティアドロというパターンができたということか。

今後のリアルタイムセトリ予想がまた楽しくなりそうだ。

 

 

あと話が多少逸れるが、この曲でUOかなり割られているが、やっぱりバンドリはUOいらないと思った。

理由としては、まず第一にUO自体が演出として求められておらず、UOを焚く人数が少なすぎて、UOの長所の一体感がまるでない。プレシで前に約20列あるのに焚いてるのは片手で数えられる程度というのは、もうUOを焚く文化をファン内で形成するのを失敗したということで、普通に推しか曲に合わせた色のブレードを振るのが演出としても綺麗にまとまると思った。

それに正直下手が多く、綺麗に回してくれるならいいかなと思うけれど、なんか明らかに遅くて、それブレードでよくない?と思ってしまう人が多くみられる。UOは下手だと完全に悪目立ちして演出の妨げになってしまうから、やめてほしいと思ってしまう。この日の為に演者はとんでもない時間の練習をしてきたので、目立つことするなら、その人たちに見せても恥ずかしくないようにしてもらいたいなと思う。

また、バンドであるがゆえに演奏を見たいという人間がかなり多くおり、UOはその妨げになりやすく、またラウクレ2でUO飛ばしていた人が南西アリーナあたりにいたので、演出、安全、迷惑の観点からも、なくていいんじゃないかなと思う。

とはいえ、楽しみ方は個人の自由であって自分がやめろということはないけれど、楽しいからというだけでただ焚いていた人がいたら、少しだけその意義を考えてもらえたらいいかなと思う。

 

17.only my railgun

7thぶり。

この曲の前のMCでウェーブをやったのだが、そのウェーブをビリビリと表現したから、これかfinal phaseだなと予想ができた。LEVEL5と同じく予習していたから滅茶苦茶楽しかった。

7thの時は曲はわかっていたけどコール解っていなかったから、リベンジができたのも良かった。横ノリはいいね、体力なくなるけど。

このあたりで体力の底が見え始め、法被を着ていたけど邪魔になって脱いだ。

もう演者には見えないだろうし、周囲のオタクへのアピールとしてももう意味を成していなかったから、それなら動きを大きくできたほうが意味あると思ったからだ。

法被も、何のために着ているかわからなくなってしまった……よければ皆さんがこういう理由、目的で着てます!っていうのがあれば教えてください。

それとここでなぜか背筋が死んだ。ブレードの持ち方が変で、球を投げるみたいに前に向かってブレードを振るような動きをよくするからかもしれない。ともかく片腕だけあげるのなら問題はないけれど、両腕をあげると呼吸ができなくなってしまった。

さすがにちょっと退院半月でライブは無理だったのかもしれないと思いながらも、片手だけでも最後まで楽しんでやると気持ちを入れた。

18.Hello! Wink!

最高ふりガオタイム。楽しすぎてヤバい。体力とか気にせず全力で踊ってブレード振るだけ。それで今日1最高に過ごせる。ヤバすぎ。

前回breakthrough、席の前後の狭さと、周囲が控えめにやっていたのもあって、少し控えめにやっていたという、誰にも言うものでもない軽いモヤモヤを抱えていたのだが、今回はプレシということで広くて、楽しいことに全力なオタクしか居ないので滅茶苦茶全力でふりガオができて最高が過ぎた。

真横向けるくらいまでふりふりして、片足上げちゃうくらいガオガオもできて、肉眼で簡単にとらえられる距離で同じく踊っているポピパメンバーがいて、最高という言葉しか出てこない。全力で楽しむというのは本当に脳汁が止まらなくて最高。

りみりんのベースソロもカッコよすぎるしね。

あとぽぴばんで振付が新たについて、マスカレードマスカレードのところなんかも踊るというかブレード振れたのも楽しかった。

これなんだよポピパは。キラキラドキドキ、星の鼓動。純粋な楽しさが最高に自分を幸せにしてくれる。

 

19.キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜

ふりガオで満身創痍寸前だったのに次も、最高楽しい最強ソングだった。たまらん。

キラ夢はカウントダウンするところがあまりにすきすぎて、バンドリの曲の中で一番最初にコールを覚えた曲がキラ夢だったと思う。多分その次にHHPのはず。あのキラ夢のシングルはポピパ屈指の名盤だと思う。

背筋痛いのも、呼吸が辛いのも気にせず思いっきりブレード振って限界まで楽しんだ。

カウントダウンするところもいいけど、サビで横にブレード横に振るのも楽しすぎる。楽しくない瞬間がない。

 

さてここで、最後の曲だといわれてしまう。周囲を真似てブレードでばってんをつくって、「え~」と伝えている間に、次の曲を予想をする。

ここまで新曲ををやらずに来ているからphotographだと予想したが、最後の曲は意外な曲が来た。

 

20.CiRCLING

前回のbreakthroughですこし特別な曲になったのもあって、今回やるかなと思っていたが、まさかここで来るとは思わなかった。

というのも、純粋にphotographを差し置いてという意味もあったが、CiRCLINGはモニカと共にアンコール後のラストに歌うと思っていたからだ。

それは、自分がCiRCLINGはイエバンや夢撃ちというはじまりの曲とはまた違う、みんなで歌える曲になるのではないかと思っていて、それがラストにふさわしいと考えていたのだ。

理由は単純だが、輪というテーマの曲だから、他バンドとの輪を、そして観客と共に大きな輪を作ったら最高に楽しだろうというものだ。

アイマスが分かる人はThe world is all one をイメージしてもらうといい。自分の脳に焼き付いてる、バンナムフェスでいろんな作品の垣根を越えて一つになったあの曲と同じような曲になってくれたらいいなととても強く思うのだ。

 

とまあそんな願望は置いておいて、CiRCLINGはやっぱり最高である。

輪!コールも簡単で、頭の上で輪っかを作るだけ。そしてそれを3回!

和!すごい乗りやすいリズムで体が勝手に動いちゃって最高に楽しい!

環!そうして音楽のチカラでできた輪が滅茶苦茶綺麗。

個人的にすごいエンディングテーマ感のある曲だと思っている。あまり激しすぎず楽しくて、でもなんか終わりというかそんな静かさみたいなものも感じられる曲でとても不思議だけどだいすきだ。

breakthroughで最後を飾ったような飾ってないようなという感じだったのが、これでちゃんと一旦最後を飾れてよかったと思う。

 

こうしてポピパの番が終わった。満身創痍である。椅子にヘタレこんで飲んだアクエリアスが滅茶苦茶うまかったのを覚えている。

ポピパはやっぱり最高だった。6thから推しているけど毎回楽しい曲で存分に楽しめて、泣ける曲等であたらしい側面を毎回見せてくれる。絶対に最高のステージを用意してくれる。裏切らない。

それも、今回演者と近いことから「あ、この人たちとんでもなく難しいことをしているんだ」というのを感じて、そこが所以なのかな思ったのだ

勿論表情に焦りが出ていたとかそういうわけではないのだが、あのステージの上で楽器という間違えたら一発でわかるものを演奏しながら、観客に見て、喜んで貰える様にいろんなパフォーマンスを用意して、それをどこでやるかも考えて、記憶して、実行して。それでいながら歌も歌うっていうことをしているのだと気付いた。

これはどんどん切り替わるモニターではなく、りみりんがなにをしているかずっと見れていたので気付けたのだ。

そんな演者として当たり前のことのように思っていることは、自分みたいなただ見てブレード振ってるだけの男の数百倍大変なことをしているというのを肌で感じれて、同時に納得したのだ、これが楽しくないわけがない、と。

毎回「あ~楽しかった」ってライブを用意するのは絶対に簡単なことではないはずなのに、こうして大変なこといっぱいして毎回舞台で待っていてくれるポピパが本当に最高でたまらない。

一生ついてゆく。

 

ポピパが退場してからすぐにアンコールの手拍子が始まり、画面に新情報や幕間が流れる。幕間はまた二頭身のキャラたちが掛け合いをしていたのだが、その中で香澄が音楽の力(確かそんな話をしていた)について話していてとても深くうなずいた。

香澄たちが言っているような誰かとの繋がりだったりは感じられてはいないけれど、ライブが楽しすぎて、生きがいとまでなって、ここまで満身創痍になるほど熱中してるのだ。音楽の力は計り知れない……

告知に関してはバンドリドーム決定がとても嬉しかった。あやねるとみっく居ないのは本当に残念だが、2020年最大の忘れ物を回収できそうだ。

 

そうして、幕間が終わると2バンドとも登場してアンコールの1曲目が始まる。

 

EC1.Daylight -デイライト-

10人でやるとしたらモニカの持ち曲としてはこれしかない。はじまりのうた。

自分の目の前にはずっと眺めていたAyasaさんとりみりん。バイオリンとベースで背中合わせでバチバチにぶつかる姿も見ていて面白かったが、りみりんの腰の落ち方に滅茶苦茶驚いていた。

背の高くて腰の位置も高いAyasaさんが隣にいたというのもあったと思うが、りみりんの腰がもう落ちすぎてて、Ayasaさんの腰にりみりんの頭があるくらいだった。

あとあいみんがこういう歌を歌うのはとても新鮮でよかった。

 

EC2.Yes!BanG_Dream!

正真正銘ラストに来たのは、すべてのはじまりのうた。前に述べたようにCiRCLINGがよかったという気持ちもあるが、イエバンという選択は紛れもない「正解」だと思うので異論は何もない。

ここからはじまったという曲を一番最近に追加されたバンドとやるというのはなんだかおもしろいと思う。この曲ができた当初はポピパが先輩バンドとして立つステージがあるなんて考えてなかっただろうし、当時小学生だったあまねすは、横アリの舞台に立つことになるなんて思ってもいなかっただろう。

それを可能にしたのも音楽の力なのだろうと思った。

 

さいごに

 

こうして大団円でアスハモは幕を閉じた。

相変わらず体は死んでいるが、大満足であった。

こうして執筆しているのは3/12という相変わらず時間が経ちすぎな日にちなのだが、アスハモの次の日から痛くなった手首の痛みが未だに残っている。さすがになんか痛めた思うので病院に行こうと思う。まあ、次の日はパシフィコ横浜でアルゴナとジャイロのCrossingで、さらに悪化させる未来しか見えてないのだが。

体力は衰えても力尽きて倒れるということはほぼないけれど、身体はあっさり怪我をして後に引きずるということを、これを見た人は忘れないようにして頂きたい。

 

さて、次はこれの前日のラウクレ2の記事でお会いできるといいですね。

では、皆さん、いいライブ漬け生活を!

 

 

「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS DAY3「Special Live ~Summerly Tone♪~」が最高だったという話をオタクが長々とする。

初めまして。初めてブログを書きます。ざぎといいます。

初めましてにはなりますが、いきなり20,000字超に渡って、バンドリ8th,DAY3でオタクが何を感じたかそのすべてを書き残してゆこうと思います。

とんでもなく長く、また文章が支離滅裂であったり、記憶違い解釈違い、それから同じような内容が何度も紛れていることもあるかと思いますが、あの日、あのコニファーフォレストで感じたものとおもったものをすべて文章にしたつもりです。

会場で思ったこと、終わった後に思ったことのどちらもあり、なるべくそれの区別が付くように気を付けて書きました。当日と後日の思考の差なんかも残せればなと思ってやりました。

あわよくば、この文章がネットの海に数年ただ残るだけでなく、誰かにライブは『最高に』楽しいんだと、誰かに伝わればいいなと思います。

 

さて、まず当日のお話ではなく、それ以前のことから話します。10年後見返してもわかるように。

 

 

開催まで

 

2020年4月頃

日本はコロナウイルスによって緊急事態宣言が出され、人と人の接触をなるべく避けるよう、様々な娯楽と距離を置かなければなりませんでした。

三密(密閉、密集、密接)が起きるものは大体自粛しなければならない状況です。ライブやカラオケや旅行はもちろん、買い物ですら必用最低限にするように言われていまして、そんな状況が2,3ヵ月ほど続きました。

いくら家の中で時間を潰す手段が多いオタクとはいえ、「外に何かしに行くことはできるが、家の中でしたいことをする」と「外に出ちゃいけないから、家の中にいる」というのは大違いです。

ライブはない、グッズを買いに行くのも気軽に出来ない、カラオケにも行けない、誰かの家に遊びに行くのも、電車に乗るから危ない。

引き籠ることが多い自分でも、流石に1ヶ月でウンザリしていました。

7月頃

この頃から徐々に自粛が解除され、7月頃には三密を避けながらも、普通の生活に戻ろうというような社会の動きが進んでいました。

ただ、それでもオタクが楽しみにしているイベントなどは基本中止と延期。みんなで集まって集団感染などすると滅茶苦茶叩かれるので、当然といえば当然です。

百合とライブが生きがいの自分は、百合とGhost of TsushimaとApexでなんとか楽しみを見つけながら生きながらえるような生活に少し慣れつつも、まだライブは無理だな~とアイマスのミリオンのライブ一挙放送を見ながら生きていました。

バンドリは、アニメの3rdSeasonの1週間後の5月3日にメットライフドームで全バンド集めて33曲も演奏するという最高のステージをコロナに潰されたばかりです。どこのライブも中止と延期、やってもオンラインライブに変更という状況。今回の8thは奇跡的に2日目と3日目の座席を当てましたが、その頃は屋外とはいえやるわけがないという雰囲気が漂っていました。

が、我らがブシロードはそんな状況なのに一向に中止も延期も発表しません。こんな状況で先陣を切って、開催に踏み切ったのです。

 

状況としてはだいぶかいつまんでこんな感じです。

 

正直やめろと思いました。ライブをすると酸素と炭素と水素とその他諸々でできたなんかの塊(以下愚塊)が問題を発生させることがあり、そんな愚塊のせいでバンドリという最高のコンテンツを潰される可能性が高いと思ったんです。

でもやると言ったのです。そうなれば奇跡的に当てた二枚のチケットを無駄にするわけにもいかず、危険を顧みず、久しぶりのライブにわくわくしながら富士急に来たのでした。

 

2日目も当たってて、RASで大はしゃぎしたんですがそれは割愛します。(別に書くかもしれません)

 

ライブの注意事項と開演まで

 ライブの注意事項について

 今回に追加されたライブの注意事項をさらっと話すと
・コロナの疑いがある奴は来るなよ
・コロナの接触アプリは必ず入れて追跡できるようにしろよ
・感染予防のためにキャパ5000人以下にしなきゃいけないから左右前後の席を開けて客との間隔を保つようにするぞ
・熱があれば入れさせない
・コール禁止
・マスクの着用必須

という感じです。

とにかくソーシャルディスタンスちゃんと取りましょうねってことです。

以下に詳細な注意事項が記載されているので、詳しく参照されたい方はどうぞ。

https://bang-dream.com/8th-live-aug#important_notes

当日の状況~開場まで~

8/23(日)。2時頃までは晴れが続くが、それ以降はライブ開始まで曇り。

当日までの天気予報は雨になっていたから30分に1度は天気をネットで調べて、どうなるかな~と心配ばかりしていた。朝方こそ雨マークも見えたりしたが、昼過ぎあたりからは曇りの予報に変わっていって、ホッとしたのを覚えている。

雨からのポピで急に止んで二重の虹スタートでもいいぞとか強がりを言ったりもしていたけど。

遠い駐車場で雨に降られるのも嫌だったし、やることもなかったから、早めに車で行くった。そうしたら富士急のコニファー側の駐車場が運よく開いており、2000円を代償にそこに停め、開演までのんびりと空を眺めながら時間を潰して過ごした。

 

途中物販に行ったりしながらもゆったり過ごしていると、開場の何時間も前から目の前で愚塊がいくつか目に入った。モニカの法被を着た顎マスク野郎だったが、そのお仲間と1mの距離も取らずに固まって何時間もさわいでいたのだ。何度も注意しに来ていたスタッフさんがいたが、その場では注意を聞いて少しだけ距離をとってからまたすぐ元通りという状況でスタッフさんが不憫でならなかった。

 こんな愚塊のためにライブを開催しているわけではない。

やはりライブの開催は無謀だったのでは……と少しナーバスな気持ちになっていた。今回から周囲に煽られて法被を購入しており、着るつもりであったが、これと同じに見られるのかと思い、入場まで法被を着るのをためらっていた。

 

そんなこともありつつ気づけば入場時間がやってくる。

 

 入場に関して、本当は席順にあらかじめ入場順が決まっていたのだが、1日目のグダグダと2日目開演後ろ倒しで3日目もなくなったようだった。そのため5時開演のところを4時ちょい過ぎに入場した。
接触の検温して、今回から採用された電子チケットを係員に見せて、手の消毒をして、席へ向かう。

 

席はD3ブロックの後ろ側。

チケットの数字だけ見ると「いやーもっといい席欲しいな〜多分よく見えないだろうし〜」と思ってみたが、いざ席についてみると「あれ?よく見えていい席じゃん!」ってなる。何度もこんなことをしているは自分だけではないはず。

 

ときに、ライブ前の待機時間というのは不思議なものである。
というのも勝手にテンションが上がってゆくのである。
会場の雰囲気でこれから楽しいことが始まるというのが伝わってくるのだ。

ライブにくるオタクのワクワクしてる顔とか楽しんでる時の顔は、嘘をつけなくて、それが伝わって来るのだ。
そうして開演の30分前くらいにもう今演者が出てきても大丈夫というくらいのテンションにまで辿り着いてしまうのである。


この頃には愚塊のせいでなっていたナイーブな気持ちも忘れて法被を着ようと決めた。
それは周囲を見れば楽しそうに開演を待ってる法被を着たオタクがいたから。

ありがとうオタク。

着てみると意外と気にならない。

着心地良し。周囲が法被着てるのもあって浮いてる感はない。

着たからなんだ。ただただ自分がポピパのオタクだと周囲にわかりやすくなっただけなんだなと今更気づいた。
でも、それと同時に振る舞いは気を付けようと思った。これだけ軽い法被に対して、実際に背負っているのはポピパと言ってもいい。何かしたら目に入るのは自分の顔よりもポピパの顔だ。ポピパを傷つける、悪い印象を持たれる元になってしまう。そんな悲しい例を数時間前に見たのもあって、気を少しだけ引き締めた。



そうして待っていると、ずっと流れていたBGMと映像が止まる。

 

—―きた。

 

胸から熱が湧き上がって来るのを感じる。


ついに始まる。

BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS DAY3「Special Live ~Summerly Tone♪~」

 

永遠に記憶に残るであろうステージが。

 

 開演-Morfonica-

ステージのでかいモニターに映像が映し出される。可愛らしい感じでバンド紹介、キャラ紹介が流れ、オタクはそれに合わせてブレードを振って演者の登場を待つ。


オープニングアクトでGYROAXIAかArgonavisが出て来ると思っていたために少しだけ気を落としたが、その気持ちもすぐ吹っ飛ぶ。


モルフォニカがでてきたからだ。
ガルパの第4のリアルバンド。約半年前のガルパの3周年にあわせて追加された。
本来であれば5月にバンドリドーム、1stライブを済ませて3度目にライブになっていたはずなのだが、コロナで延期となり、今回が初舞台となるバンドだ。

 

映像が流れる中、デイライトのMVで着ていた衣装を身に纏ったモニカが舞台に上がり、下を向いて待機している姿を見て、思わず体がすこし緊張したのを覚えている。
待機してから1分ほど初めの曲まで時間があったために、各々が緊張しながらもどのように開始の時を待ってるのかが見えたから、というのがその緊張の理由だ。


空気がいつものテンション上がっている感じとはまた違う、重みがありながらもワクワクして、それでがんばれ!と心で応援してしまいたくなる雰囲気。

初めての感覚だった。RASではないだろうが、ポピの初めてのライブはこんなかんじだったのかもしれない。

 


少しだけ話題が逸れるが、自分はポピパのオタクだ。ポピパがバンドリの中で一番すきだ。
だから失礼な話だが当日はポピパのことばかり考えていて、モニカに対してそこまで思い入れをしているわけではなかった。

舞台に立ち会えたのは貴重な体験だと思ってはいたが、心のどこかで「ポピの前座」くらいに考えていた部分すらもあった。

だが、ライブ終了後、自分はこんな考えをしていた自分を強く恥じることになる。

なぜかって?それは、想像をはるかに上回る、バンドリの意思を受け継いでいる『強い』姿を見せつけられたからだ。

 

1.Daylight -ついにはばたく時-

初舞台の初披露曲は、代表曲とも言えるこの曲。
楽器の良し悪し、上手い下手とかそんなの微塵もわからない音楽ド素人の感想はカッコいいというものが一番大きかった。
バイオリンがめっちゃうまくてカッコいいのはわかってたけど、生で聞くと、みんなカッコいいってなった。特にギター。インスト版とか滅多に聞かない自分は、引っ張るようで支えているような不思議な感じがしたギターが気に入った。

気づいたら思いっきりブレードぶんぶん振り回してた。

演者の硬さはある感じはしたが、最初の待機してる時のこちらに伝わるほどの緊張はなんだったのかと思うくらいにあのステージで光り輝いていたとおもう。


あと水の演出がかなり強かった。1日目にいた先輩から水が思いっきりかかるとは聞いてたけどバケツですくった水をばらまいた時くらいの纏まった水が来るとは思わなかった。
あれだけ濡れると思考が演者と曲から逸れるので、次からは水の量を調整してくれるとありがたいです、スタッフさん……
ともかく、開始の歌としては堂々たる素晴らしい姿だったと思う。

 

2.chAngE -見えたモニカの強さ-

カバー曲。BLEACH破面編の終わり頃のOP。自分はリアルタイムで藍染惣右介の完全詠唱の黒棺見てる人間なので正直テンション上がりまくりだった。

そんなchAngEだが、開幕早々に機材トラブルが発生してしまった。客席から見ていた音楽素人は何が起きていたかはまるで分っていないので、Twitterで得た情報を交えながら話をする。


chAngEはまず、あまねすの「chAngE」の言葉とともに始まるが、そこから続く音が何か足りなかった。
何が足りなかったのかは解らなかったが、それの原因はどうやらイヤモニがドラムの音を拾わなくなったことの様で、Ayasaさんがmikaさんの方を向いて何やらフォローをしていたのが自分からは見えた。

リズムの土台となるドラムの音が消えてしまったために、歌は始まっていても、楽器がついていかなかったらしい。

けれど、慣れているバンドリーマーがクラップをしてリズムキープできたのと、あまねすがすぐイヤモニを外してドラムの音を直で聞くという機転を利かせ、リズムを多少崩しながらも気丈に曲を続けて、サビ頃には完全に立ち直したのだった。
自分としては「なんか起きたらしいけどよく見えんな……でも、がんばれ!」→「お、立て直した、すごいなぁ」くらいにしか思ってなく、普通に楽しんでいた。

 

これだけ大変なことが起きていても、知識のないやつははぼ普通に楽しんでいたので、まずその対応力が純粋に素晴らしいと思う。


これに関してさらに深堀りをしてみる。モニカひいてはあまねすの強さというものがはっきりと見えてくるだろう。
ボーカルというものはどんなトラブルでもめげずに歌い続けるようにと言われているものらしい。

とはいえchAngEの時に起きたのは、精神的にもリズムとしても支柱であったプロのドラムのmikaさんのトラブル。

並大抵の人間ならそう言われていても歌い続けられないだろう。後ろを向いてえっ!?って顔をしてしまう。少なくとも自分がボーカルをやることになって音欠けたら、心ポッキリ逝く。歌うのをやめるどころか腰抜かす。絶対。
でもあまあねすは歌い続け、ベースとギターとバイオリンもそれを支えて、2番になってからは何事もなかったかのように演奏が続き、笑顔すらも見せた。

 

このchAngEには、バンドを引っ張ったあまねす、ひいては演奏を止めないと強く心を持ったモニカ全員が、その強さを見せつけてくれた最高の曲だったといえる。
散々いろんな心許ないことを言われて、当日まで不安で不安でいっぱいいっぱいだっただろうに、そんなのものもすべて吹き飛ばして、堂々とステージに立ち続けた姿は永遠に語り継いでゆきたい。

 

3.メリッサ

カバー曲。ハガレンのOP。リアタイでやっていたけど土曜のあの時間は見れなかったな……

ライブでやったら盛り上がるのはアルゴナで知っていたけどやっぱり楽しかった。

メリッサに関しては特筆することも無く、ただ楽しく終わったという感じだったため、特にミスを引きずってミスしたりはとかはしてなかったって事だろう。

 

4.金色へのプレリュード -金色に輝いたMorfonica-

オリジナル曲。

 当日の状況にも書いたが、当日までの天気予報は雨マークが見えていて、開演に近づくにつれて曇りに予報が変化していった、という感じだったのだが、金色のプレリュードの時にはなんと太陽がその姿を覗かせたのだ。

曇りの予報はともかく晴れの予報はまるで見ていなかったため、完全に想定外だった。
もしかしたらこのタイミングでのことではないかもしれないが、空を見上げると富士急の上だけ綺麗に丸く晴れていて、「いやバンドリパワーやべーな!!」と心の中で言っていた記憶がある。


そしてステージに見えたのは、夕陽に照らされ金色に輝くのは進藤あまね。いや、倉田ましろの姿だった。
アクシデントを乗り越え、雨や曇りの天気を予報外の晴れに塗り替え、諦めることをしなかった倉田ましろが金色に照らされているではないか。

『青空、突き抜け、星を携えて、必ずあの場所へ行くと誓おう。逃げない、泣かない。想いに口づけ。瞼閉じたなら浮かぶ金色へ、今を懸命進むよ。』

これはサビの歌詞だが、彼女たちはこの歌詞を体現しているように思えて、思わず心揺さぶられて泣いてしまった。


自分は心が揺さぶられるとすぐ泣くのだが、モニカで泣くとは思わず自分でもすこし自分に驚いていたくらいだが、今思うとそりゃ泣くわとなる。

心震えさせられたポピパと同じこの8thの舞台に立つ、星を携えた彼女ら。

大きなトラブルにも挫けず、逃げずに、泣かずに、この金色に包まれているステージで胸を張って歌っている。この歌で目指そうとしている金色へもはやたどり着いているとすら言ってもいいのではないか?


また、自分は強い女性が人との交流を通して、誰かと手を取り合いその姿をみせてくれるのがたまらなく好きだ。百合でその傾向は顕著だが、今回のライブではそれに近しいことが起きていたのだ。

Morfonicaがバンドとして団結して、心もとない批判や初ライブの延期、当日のトラブルなどの苦難を乗り越え、その強気き姿を我々に堂々と示してくれた。金色に包まれるこの世界で。

最高だった。(もうこういう言葉しか出てこなくなった)

 


そのあとMCですこし休憩。

コールアンドレスポンスやっていたら、まさかの富士五湖に別荘持ってる人、という高すぎるハードルがAyasaさんからでた。いねーから!!!!と心の中で突っ込んだりしてたら、手をあげてる奴が隣のD4あたりにいて、マジでいるんか……となった。そんなところにあったらコニファー行き放題でうらやましいよね。

そんなこともあり、笑いを交えながらMCを楽しんだ。モルフォニカの空気感を味わえて楽しかったので、次はぜひとも中の人たちが登場する感じのを見たい……

5.ブルームブルーム -咲き誇る-

オリジナル曲で、これがモニカ最後の曲だったが、最後にふさわしい曲だった。下書きをしてる時ですら記憶がもう薄いが、堂々とステージの上で五人で咲き誇っていた。

このコニファーの地で見事な大輪の花を咲かせたのだ。

こうしてMorfonicaの初舞台は幕を閉じた。

 

始まる前まであんな感想を持っていた自分を恥じた理由がよく分かっていただけただろう。
もしモニカやあまねすのことで叩いていた人がこの文章を見ていたらどうか、改めて配信等であのモニカの姿を見て、評価を改めていただきたい。
Morfonicaは4バンド目としてふさわしい、『強いバンド』なんだ、と。

 

幕間1 

幕間に関しては記憶に残ってるところだけ。脱力タイムズというテレビ番組があって、それのパロディをやっていたらしい。あいみんとあみたとあまねすの三人で台本に沿って話を進めるのだが、そのうちの一人だけ台本が違うのかツッコミに回されたりしていた。

記憶が薄いけどあみたのぼっち弄りとか、あいみんがbreakthroughの二日あったMV撮影の1日目の夜になぜか前髪切って監督を困らせたのも笑った。なんであいみん本当にそんなことしたの……w
どのバンドも幕間見てると思うけど誰に何やらせればいいかよくわかってるんよな……特にあいみん。関西人が強過ぎる……
自分はラウクレでやってたあいみ先生がすきです。みんなはどのあいみんがお気に入りかな?

 

開演-前島亜美(Pastel*Palettes 丸山彩役) with RAISE A SUILEN

幕間で小休止を挟んでやってくるのは、あみたとRAS。

開口一番にPastel*Palettesです!と自分の名乗りよりも、グループ名を先に言うの本当に丸山彩だ〜〜〜ってなって最高だった。誰としてそこに立っているのかを初手に見せてくれるの本当に信用しかない。

このタイトルだって本当はPastel*Palettes with RAISE A SUILENって書きたかったけど、公式がああ書いているから合わせた。

あみたの服装はガルパのバンドリドームイベントの衣裳の「イベント前のワクワク」。当日はなんの衣裳かわからないままだったが、後で調べてわかった。

あと前日あれだけ暴れまわった(言い間違えではない)RASが平然と今日もいるのやっぱりプロはすげえよ……

6.きゅ~まい*flower

オリジナル曲。アニメ二期の最終話で披露された曲。

いい始まりだった。単純にすきなのもあるが、フィルムライブでやられてて多くの人がコールをわかってる中で、今回の特殊なルールの中でどうやってやればいいのかを探るのにも適していたと思う。

実際、これまで一曲目で採用されることの多かったしゅわりんに比べて、コール少な目でクラップが多くはまれていて、禁止されてるコールがなくてもパスパレの楽しさがよくわかった。コロナなんてほぼ関係ないくらい普通に楽しくてニッコニコしていた。ハロハピは今日来てないはずなんですが?


パ・ス・パ・レ!満ー開!ぽんぽんぽぽーん、じゃーん!って心の中でキメて(最高に気持ちがいいので間違えではない)最高の一曲目を楽しんだ。

 

7.パスパレボリューションず

オリジナル曲。ライブではおなじみ。あいまいみーあいまいみーまいん!

普通にコールの有無で盛り上がりが左右しそうな曲に見えるが、コール無くても、コールに合わせてオタクがブレード降っていれば、コール部分は心の自分の声と今日いない他のパスパレメンバーが歌ってくれるのであまり問題ないと気づいた曲。

ここに関しては記憶朧げだが、あいまいみーの前に「せーのっ!」だったり、ジェスチャーなりの何かしらのあおりを入れてくれたと記憶していて、それがうれしいと思った。声は出せなくてもバンドリーマーの声が聞こえる前提でいてくれたのがすごいうれしかった。

本当にアイドル丸山彩の姿だった……本当にあみたは全信頼を置けるアイドル。

 

8.天下トーイツA to Z

オリジナル曲。一昔前までガルパ効率曲として散々やっていたが最近はそこまで見ない。コールでバリバリに盛り上がる曲でも関係ねぇ!っていうのはパスレボ(略称これであってる?)でわかっていたから、引き続き心の中のコールをして楽しんだ。

というか、コールしない曲なんてルミナスくらいしかないんだからそれなら気にせず盛り楽しい曲やるのが正解だよね。

この曲、コールちゃんとやりたいマンの自分としてはリベンジ曲である。7thと heaven and earthで、2番のよぉ⤴︎い、よい!と、パスパレ入魂わー!ができなくて、いつかは……と思っていたのだ。

それをここで声は出せないにせよ、リベンジできて大変に楽しかった。

この後もリベンジ曲1つあるけど、昔はコールわかんね~~ってなってた曲がコールできるようになるの死ぬほど楽しいよね。

会場を盛り上げる一員にちゃんとなれたって気分になって自己肯定感が上がる。

まあこの気分に浸りすぎると害悪と呼ばれるところにたどり着きそうなので気をつけなければならないところではあるが。

9.あっつあつ 常夏 らぶサマー

オリジナル曲。去年のパスパレ水着イベ曲(CD早く出してください) 

MCであっつあつといえば~?と言われて「あれ、そんなカバー曲あったっけ?」とか思ってたくらい、存在を忘れていた。(お前2000位頑張って入っていたのに……)

 曲が始まってちゃんと思い出すと同時に「いや白鷺も出せや(過激派)」と心で小さくつぶやいたのが、まさかそれが……

この話はひとまず置いておいて、ダンスは今回のために作ってもらったらしい。ダンスのことはよくわからないけれどかわいかった。あみたが踊ったら何でもかわいいから感想としてはほぼ無に等しいけれど、そうとしか言えない。カニとか歌詞にあってカニのポーズとかしていた気がする。

夏だし名前に夏がある夏芽をチラチラ見ていたけど特に何もなかった。でも楽しそうにドラム叩いててニコニコしてしまった。

 大和麻弥にドラムスティックを託されたマスキングだってきっと同じように満面の笑みで叩いていたんだろうな……パレオはもっとニッコニコなんだろうけど……w

 

 10.ゆら・ゆらRing-Dong-Dance with上坂すみれ(白鷺千聖役)

 オリジナル曲。丸山彩と白鷺千聖のデュエット曲。二人にとって大事な曲。

 タイトルにも書いたけれど「with上坂すみれ」。

そう、白鷺千聖と共に歌ったのだ。

こんなご時世だったためか、当初からこうする予定だったのかはわからないが、映像で上坂すみれが丸山彩と共にゆらゆらを踊ったのである。

これは大事件であり歴史的転換点である。

他の仕事の忙しさもあり、すみぺはライブには来ないのだろうという、バンドリーマーの思い込みを破壊したのだ。

自分はブレードの色を左手を黄色、右手をピンクにして、二人が揃ったのを祝いながら、お互いのフレーズに合わせて振っていた。めちゃくちゃ楽しかった。

こんな演出が楽しくないわけがない。とくに自分は百合が大好きで、あやちさもだいすきでこんな日を夢見ていたのだった。

目の前に二人がいて、息ぴったりにゆらゆらを歌うのだ。

アイコンタクトも取っていたし、Cメロのすれ違うシーンは白鷺が上を向き、丸山はその姿を振り返るように見つめる。もはや一つの舞台でもやっているかのような曲であった。

ダンスに関してはあみたが撮影したダンスをすみぺに送って、それを踊ってもらったらしい。実質あみた監修といってもいいだろう。

どうりでこだわりがすごいと思った。丸山彩に対する理解度と親和性が高い前島亜美だからこそのこのステージをつくりあげられたのだと理解させられた。

丸山彩と前島亜美。どちらとしてステージに立つのかというのは声優に置いてとても難しい問題だと思うが、100%の丸山彩というより、丸山彩の意思を100%胸に持つ前島亜美がステージに立つという、常人では可能にできないことを毎度のようにやり遂げるあみたはアイドルとして、偶像として、完璧な姿をしていると思っている。

だからこそ今回のゆらゆらも最高の形が実現できたのだと思う。

最高のステージをありがとう。

 

11.もういちどルミナス

オリジナル曲。パスパレバンドストーリー2章の曲。

 この前のMCで最後の曲と言われて自分の中ではルミナスか新曲のワクワクmeetsトリップの二択だったが、しんみりとした感じになり、ルミナスを悟った。それと

同時にゆらゆらでもう心はやられているから泣き過ぎないように心を強く持とうと身構えた。

まああっけなく泣いたんですけど。

 

ルミナスはパスパレにとって大切な曲であるが、自分にとっても大切な曲である。
というのもこれはバンドリを始めた時に開催していたイベントがこのルミナスだったからだ。

当時は2章とか分からずに、ただ単に「あーすれ違ってからまたみんなで集まるストーリーなのね」くらいしかわからなかった上に、当時弱過ぎて8話くらいまでしか読めなかったのだ。(今ではこのシステムはなくなっているが、2章を読むにはバンドランクが20必要だったため、イベント中にストーリーを全て解放できてなければバンドランク20になるまで最後まで読めなかった)

それがバンドランク20に到達して改めてちゃんとストーリーが読めるようになった頃には全く初見の印象とは違うストーリーに変貌していた。
自分の中でその驚きと純粋なストーリーの良さが自分の中で特別な曲たらしめていた。


故に涙腺が脆く、ラウクレの時にRaychellが歌ったルミナスですら泣いた。(パスパレの曲でそれはどうなんだというお叱りはごもっともでございます)
それに加えてこの状況である。この万全とはいえない状況でなんとか開催された8th。ストーリーがすきだからもちろん歌詞の意味は理解しているが、「つなぐ君とらしく駆けてもういちどルミナス」という部分は「このご時世の中でもバンドリとバンドリーマーを繋ぎ、いつかもう一度輝ける日まで」というような未来への希望の言葉に聞こえたような気がして、涙をこらえることはできなかった。

もういちどルミナスを、何の気兼ねもなく、もういちど聞ける日が来ることを待っている。

 

幕間2

泣いてたら気づいたら入っていた。内容はなんかもううっすらになってしまっているが、ともかく楽しくて温度差に風邪ひくわと思った。

幕間が終わって、ついにポピパの番がやってくる。

まだ何も始まっていなくても、胸が高鳴り、血が体中を駆け巡るのが分かる。

待ち焦がれた。この時をどれだけ待っていたことか。

帰ってきた。最高にエモく、最高に感情をかき乱してきた、過去1に泣かされたポピパのライブが今始まる。

 

 開演-Poppin'Party 

幕間が終わった頃にはもう照明なしではステージの様子を確認するのも難しいほどに薄暗くなっていた。日没20分後くらいの明るさといったところだ。

もうそんな時間なのかと、この時間の流れの早さに驚くとともに、これからブレードの明りが最大限に生かされる時間帯だと、ワクワクしていた。

さて、今日は何色にしようかな。とりあえずりみりんとポピカラーのピンクでいくか……ん?まてよ日が落ちたな……?まあ一応香澄カラーだから予想を外しても問題ないなと思い、とりあえずブレードを赤に。

12.Time Lapse

オリジナル曲。予想的中。

まあ、駐車場で待機しているときにリハの音漏れてて、今日タイムラプスがあることを知っていたのだけれども。

とはいえ、楽しいものはとてつもなく楽しい。

パスパレの時では存在感も薄かったブレードがその力を存分に発揮し、赤の海がきれいに作られる。

この赤の海、サビの時思いっきりブレードを振る感じ、うぉーおーおーおおで真上に上げる腕。

これらを感じた時、ついに帰ってきたんだと思った。思い入れがあるだけに、ポピパの空気は特別で楽しい。

 

なんというのか、自分から楽しいという感情が溢れ出してしまう感覚というのか。

言語化が難しいのでなんとなくで掴んで貰いたいのだが、パスパレもモニカは当然すごく楽しかったんだけど、曲が楽しいから楽しいみたいな何かしらの理由があって楽しいという感じ。まあこれに関してはあたりまえのことを言ってるに過ぎない。

ただそれに対して、ポピパは理由なしで楽しい空気を感じるのだ。ポピパは楽しいという空気をはじめから出しているのだ。それは観客の作り出す空気、楽器から感じ取れるもの、あいみんの歌から溢れ出す感情。そんなものたちからできているように思える。

この文章を書いている今気づいたが、まさにこれが星の鼓動なのかもしれない。いや、ポピパと観客とスタッフ、全員が楽しいと一つになる空気は星の鼓動だ。

ポピパが、戸山香澄が感じ取る完全な星の鼓動ではないかもしれないが、星の鼓動の一部であるのは間違いないだろう。

以後この感覚は『星の鼓動』と表現してゆくこととする。 

 

そんな星の鼓動にやられて、1番は演者がどう動いてるとか観察するよりも自分が楽しむことに精一杯。声に出せないコールを届けるためにおもいっきりブレード振ってばかりだった。

2番頃から頭が少し冷めて、ようやく演者自体に注目できるようになったので、衣装の話をこのあたりですることにする。

 

衣装について

今回の衣裳は延期になったバンドリドームで着る予定の3周年衣装だった。一応お披露目自体は5/17のアニソンプレミアムでやっていたのだが、ライブで披露したのは今回が初になる。

ポピらしく可愛い衣裳にはいつもながら感嘆するが今回は一味違うと思った。それはあいみんが『可愛い』で完全統一されてる点だ。
ポピパのこれまでの可愛い系衣装はステージ衣装(わかりやすくいうとステステのときに着ていた初期からの衣装)やカラフルポッピン(ポピノンのジャケ衣装等)、等まあ色々とあった。

それらはどれも可愛いけれど、あいみんに着せると、あいみんの元々の綺麗さもありながら可愛らしくもある、みたいな強すぎるバランスを取っていたという印象だった。

が、今回の衣装は綺麗でかっこいい部分を極限まで抑え、可愛いに統一した衣装となっていたと感じた。(ぜひ見てほしいので8th衣装とかで検索かけてほしい。)

何がこれまでと違うかと言われると髪のアレンジかもしれない。

ファッションや美容に関してもてんでダメなので、メイクを変えてるのかもしれないが髪くらいしか気付けなかった。

いつもはショートでもロングでもストレートだったり、アレンジがあってもウェーブみたいのだったり、香澄っぽくした感じだったが、今回は軽く巻いてて、丸いイメージに見えるようにしていたように思えて、それが雰囲気を丸くして、かわいいで纏めているのだと思う。

あとはリボンだろうか。純粋に髪のアクセントとして目立つ上に可愛いと言ったら!みたいなものだから、可愛く見せたい!って思いが見えたような気がした。
というかセクシー2であいみん以上にかわいいより綺麗路線のさえチですら、綺麗よりかわいいが勝ってた。

すごいな今回っていう感じ。

でもりみりんはカッコいいが勝ってた気がした。

りみりんは言うまでもなく既に雰囲気が可愛いので、可愛いの着せても可愛いのは当然となるだけで、セクシー2みたいにイメージ変わったな!みたいな印象がない。

そうなると、可愛いポイントよりも、そこから見えるカッコいいポイント……ベースを弾いた時の腰の落とし方や、黒の指ぬきグローブや、未知りみさん(後述)の存在等がカッコよく見せたのだと思う。


あやさとへごは平常運転でかわいい。あやさはもう常に可愛いので何しても可愛い。へごは髪染めて明るめの茶髪になってたのもあって可愛かった。

13.イニシャル

オリジナル曲。アニメ3期OP曲。

タイムラプスというカッコよくてアがる曲から、かっこよくてすこし切ない締まったイニシャルという最高のバトンタッチ。ポピパが指先からエモーションを、オタクはブレードから応援と演出のお手伝いを

この曲はコール少な目でクラップが多く見られるので楽しかった。あと、楽しかったのはブレイクの存在だ。

観客が喋れないからそれを邪魔するものはおらず、時を止められたような静寂が作られ、そこから一気に、弧を描くように(『⤴』みたいな感じで)テンションが昇り、UOが所々で焚かれたのは最っっ高に気持ちが良かったのを覚えている。

 

書いているときに気付いたが、イニシャルは、タイムラプスでも語った『星の鼓動』という戸山香澄の始まりのものについて歌った曲。だいたいそんな感じのニュアンスだが、星の鼓動はみんなだったという戸山香澄の解答が本人から出てから、この曲は一体感を意識して作られた曲なのかと思う。クラップもブレイクも一体感を意識していたのではないだろうか。

星の鼓動然り、そういうことはあのコニファーの地で気付いておきたかったものであるが。

 

MC。何言ってるか朧げではあるが、多分衣裳の話をしていた。
が、そんな時自分が考えていたことは、「体力持たねー……」ってことと、「これだよ、ポピパ……これだよ」って事だった。タイムラプスがやはり楽しかったのだ。

 

14.夏のドーン!

オリジナル曲。ここから夏曲メドレーが始まる。

ドーンはAtoZと同じくリベンジ曲。NGNGではノーマークだったためにあまり楽しめず次こそはと思っていた。

NGNCの時にタオルブンブンしていたとおもって、タオルぶんぶんしまくった。(あいみんからの煽りでは腕かブレードを回せって言っていた気がする)

 

純粋に超楽しい。上がるし、花火上がるし、タオルぶんぶんできるし。

タオル振るの考えたやつ天才よね。ブレードも全力で振れるとはいえ、手汗ですべって落ちないように気をつけたりリズムに気を配るとか、そういうほぼ無意識に近いけど気をつけなきゃいけないことがあるけど、タオルは何も気にしなくても飛ばないしリズム合わせるもクソもなく、単純に脳みそ空っぽにして演者の姿を眺めながらグルグルすればいい。

誰が考えたが知らないけど今更でいいのならノーベル賞を送ってあげたい。
あと、花火が特別に楽しい。

自分にとって花火って基本特別感あんまりない。なぜかというと、夏になると実家のベランダから必ず見えて、夏の風物詩と言われてせやなって感じだけど、特別感はない。
ただ、コニファーで上がる花火は特別だ。ドーンとドーンと空に舞うんだ。曲と一緒の光景。こんな楽しいことはない。花火抜きで楽しいのに、それで曲と同じ花火が空に上がったらそりゃ特別で楽しい。


あとドーンは体力の減りが凄まじい。タオルが体力消費しやすいのもそうだが、純粋な楽しさが強い曲というのは体全体で楽しむから体力が減りやすい。

ドーンが終わったら前の椅子に寄っかかってしまった。….…体鍛えよ、と誓った。

 

15.夏空 SUN! SUN! SEVEN!(新喜劇)

オリジナル曲。新喜劇を交えた新たなスタイルの337なのもあり、ポピラジでは乳酸セブンと呼ばれていた。(この曲の地面を蹴るダンスが原因でライブ後に足が痛くなったために命名された)


新喜劇ってなに?って感じだと思うので、何をやったか説明すると、

普通に337をサビまでやる

→サビでみんな踊り出すがあやさが「踊るのは違くない?真面目にやろうよ」みたいなことを言ってキレる

→あやさの説得にみんなが改心、ちゃんとやろうと決める。再開

今度はあやさが全力で踊る

→あやさの言ってたこととまるまる同じことをさえチが言ってあやさ改心。曲再開

→みんなサビで歌すら歌わず踊る

→りみりんキレて未知りみさん(ブチギレ出る怖いりみりん(別人設定))が登場。説教してみんな改心。再開

→ようやくちゃんとラストまでやる。
という新喜劇をやったのである。(新喜劇みたことないからわからんけど)


これの何が最高かってポピパが観客が、楽しんで、笑ってくれるように最大限工夫してこの337をやったということである。

この後のMCでこんなご時世だから皆に笑って貰える様にファンミ大阪でやった新喜劇をやったと話していたがその心意気がポピパらしくて最高だと思った。

この夏の楽しい曲で笑いという楽しいの最上級にあたるものをたくさんくれたのはずっと忘れないだろう。

あと、今回ならではだけれどもスペースが広いから一緒に地面を蹴って踊れたのも楽しかった。ダンスの体をなしてない踊りだったかもしてないけど、その時は一緒にやれてる!って感じで超楽しかった。あと純粋にクラップがたくさんあるからそれも楽しかった。

 

16.八月のif

オリジナル曲。香澄と沙綾のデュエット曲で、5人が5人と出会わなかったらというifの曲。

劇エモ曲……めっちゃすき。

エモエモのエモ。

なんだよもし出会えなかったらどんな夏を過ごしていたんだろうねとか、いつか出会ってたのかな?、とか。やめてほしい。女と女のエモいやりとりにどれだけ弱いと思っているんだ。百合厨の四倍弱点を付くんじゃない。

まだガルパで難易度24とかの曲しかできなかった頃に出会ってからずーーーっとすきで叩きまくって、NGNCで大号泣した曲……
いやぁ、ここまで読んでくれた方なら自分がどうなるかおわかりですよね。そうです

泣きませんでした。

なんで?え?と自分が自分で信じられないんですけど、って思っていた。

その理由は337でめっちゃ笑ってすごい楽しい!って気持ち一色のところで、へごとあいみんが心から楽しそうに笑いながらifを歌ってる姿を見たら、涙より笑顔が浮かんでいたからだ。

へごの笑顔はあいみんの笑顔とはまた少し違うけど、本当に元気になる太陽みたいな笑顔。楽しい!って100%笑顔に表せる人へごくらいしかいないんじゃないかってくらい素敵な笑顔でずっと見ていたい。

あいみんの笑顔はなんか安心する笑顔。えへーって顔。普段から楽しそうにしているけどライブ中の笑みは充実してるって顔に出ている気がする。

そんな二人の幸せなifが終わって夏メドレーは幕を閉じた。


いやー夏。素晴らしい夏だった。汗だっくだくでアクエリが染みる。体力尽きたのも夏らしい。

だが、この時点でMCはまだ半分と言っていた。喜び半分、嘘だよね!?という驚愕半分。

でも、最っっっ高に楽しい!!!!!!!ポピパはやっぱりこうなんだなと強く思っていたのを覚えてる。

 

「楽しい!!!!!」ってRASだろうがロゼだろうがアルゴナだろうとライブ行ったらいつも思う。

が、ポピはその楽しいという感情の中でも、特にエモくて強い自分が大好きな『楽しい』を強く持っていて、それが「ポピはコレなんだ」といわしめていると思ってる。

 

楽しいという感情はいくつか区分けできると思っている。例えばRASはノリが楽しい。曲のテンポが最高によく、コールが叫べて、体力尽きるまで全力でぶつかり合えるあのノリが最高に楽しい。ロゼは曲がカッコよくて楽しい。最高の旋律に乗せたフレーズがあいあいの口から届けられるのが楽しい。

そしてポピは、エモさと純粋な楽しさと感動がぐちゃぐちゃに混ざるってもみくちゃにされる感覚が楽しいという強い「楽しい」がある。

バンドリのコンセプトでもある、キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト。そのコンセプトを十二分に味わうのがこの楽しいである。

何かといえば、キャラクターたちが紡いだストーリーや想いがあらわれた曲をリアルのバンドが演奏し、リアルならではの要素が交じり合いそれが、エモさと感情になり、曲の純粋な楽しさと混じりあう。

それが、ライブ終わりの車の中で名付けた『感情の奔流』という楽しさだ。

 

この感情の奔流に関しては別にRASでもロゼでも起こることだ。

例を挙げるなら、Rauschの約束。今井と湊のノーブルローズというストーリーに、「「約束だよ」」という強い歌詞。初披露の場に立ち会えた喜び。ゆっきーとあいあいの表情。それらがエモさと感動を起こして感情の奔流を起こす。

もっと雑に言うと「いやーゆっきーとあいあいの顔見て、約束だよ!の部分聞いたら、ノーブルローズ思い出して泣いちゃったんだよね~」だ。

これの度が過ぎると涙腺が崩壊して泣くのである。当然約束は泣いた。これに自分は滅茶苦茶弱い。

プレリュードとルミナスで泣いたのもこれである。

そして、じゃあなんでポピはそれが強いと感じるのか。それはそれが現れる曲ばかりで、またわかりやすいために、特に楽しいと感じるのである。

ポピの自体がまず楽しいにまっすぐで、誰でもわかりやすい楽しさが曲にあるためにポピパと自分の感情が混じりやすい。ドーンに337がわかりやすくそれにあたる。

そうしてポピは曲の色統一や今回の337のような工夫、特殊なコールや煽りをたくさんしてくれる。それがリアルならではの要素となり、またエモーションとなり、楽しいという感情に新たに混じる。

これがポピパが楽しい理由だろう。

念のため言うが、ポピパがこれが特に強いというだけで他のバンドもこういうことはたくさんあってそれらも最高に楽しい。

他のバンドも大好きである。ただポピが格別にすきというだけで。

 

17.ときめきエクスペリエンス!

オリジナル曲。アニメ1期OP。いくつかある始まりの曲の一つ。

軽くしか覚えてない。でも楽しかった。

ここらへんで体力尽きて意識が消えてきたのか声出かけて危なっ!?ってなった。

それと「すすめーポピパー」のところは何度聞いてもいい。こんなご時世でも前に前に進んでゆくポピパの姿を表しているようだ。修行開けたこともありその足取りが前よりも確かなものになるだろう。これも感情の奔流を感じる。

明日のステージへー!

 

18.STAR BEAT!〜ホシノコドウ

夏の曲をもう一度やりたいということを言い始めたあいみんの言葉にブレードを青にして待機する。このテンションでガールズコードもサンドグラスもやらないだろうし、ときエクのアニメつながりでスタビだろうとほぼ確信していた。

が、その予想は裏切られた。本来なら正解だ。だが、今回のポピパは一味も二味も違う。笑いを本気で求めるポピパなのだ。

 

しゃーん、しゃーん、たたたた「Burning UP!!!!!」

 

18.FIRE BIRD

一年前おなじ会場で聞いたことがある曲のイントロが聞こえてくるではないか。そう、ロゼリアのFIRE BIRD、通称焼き鳥である。

文章だけ見るとロゼリアが出てきたの?と思うかもしれないが違う。ステージ上にいるのは間違いなくポピパで、ポピパが焼鳥を真面目(不真面目?)に演奏しているのである。

会場は突然のことにあたふた。でもバンドリーマーたちの体に深く刻み込まれている焼き鳥のリズムはそれを拒めず、体は動き出す。

自分も頭が回らないまま青のブレードで焼き鳥のリズムに乗る。ラララも歌いそろそろ終わるかと思ったら普通にAメロを4小節くらい歌っていて「え、マジ?????」という雰囲気。

そんなところでどこからかまた聞き覚えのある声。

「待ちなさいPoppin'Party。」

「あなた達のラララはそのラララじゃないわ」

バックスクリーンに相羽あいな(湊友希那役)が登場し、ポピパの暴走(間違えでない)を止めたのだ。

これは一日目でロゼがSafe and Soundをやると見せかけてスタビをすこしだけやっており、それを反対にポピパもやったというのがこの楽しいくだりの理由だそうだ。

ともあれ、あいあいのお言葉でポピパは無事に自分たちのラララを取り戻し、本来のラララが始まる。

 

18.STAR BEAT!〜ホシノコドウ

オリジナル曲。

ラララーが響くメラドを体験してるだけあってラララとサビ前のコールないのは流石に寂しいかな……と思ったが、勿論これまで同様、ポピと心の声だけで十分だった。というか、思い返してみて毎回コール無くても楽しめるかなって気にしてるけどいい加減そんな心配するのやめろよ自分……全部彼女たちはその不安を吹き飛ばしてきただろうに。

ラララに合わせて振られる青のブレードの海は曲名と同じ星の鼓動感じていたと思う。

最高の景色だった。

そしてそれもありながら、すたーびー!のところは最高にテンション上がってブレードぶんぶんしてしまう。

そういえば年始のライブ放送の時にフォロワーさんから教えてもらったのだが、スタビはラスサビで青から黄色に変えるらしい。これ知ってたからドヤ顔で色変更。ファン歴短いけど、歴戦のファンのフリができた。ちいさな優越感。

一応言っておくけれど、色変更に強制等はないので自由にやりましょう。誰が決めてるわけでもないし、アデクラみたいに色の主流は時間が経つと変わることが多いですし。黄色に変えないことを責めたりするのはだめです。

 

19.ティアドロップス

オリジナル曲。ポピでライブといえばこの曲。

相変わらず練度の高いバンドリーマーの方々により、赤青赤がきれいに切り替わる。一体感が強すぎる。星の鼓動を感じた。

これを見るためだけに後ろの席取ってるといってもいい。(たまたま後ろだっただけなのだが、わざとこうしたことにしておいてほしい)

このティアドロは修行の成果を見えたような気がした。音楽何もわからないような男だけどなんとなくそう思った。

もし間違ってたら恥ずかしいが、ティアドロはさえチがリードギターとしてサビまで引っ張ってゆくみたいなイメージだったが、今回はさえチに引っ張られ過ぎず、追いついて支えている感覚がある気がする。

りみりんのベースの安定感も理由かもしれない。ポピラジでりみりんめっちゃ上手くなったって言ってたのを聞いてたからそう感じただけなのかもしれない……?

基盤の音が強くなったから安定感みたいなものを感じられたのだろうか。

 

まあ、単純にコールがないからいつもと違って聞こえるとか、ギターの音がすこし弱いとか、ベースの音がすこしよく聞こえたとかそういう理由かもしれないから、そうなのかもね、くらいでスルーしてもらおう。

素人なのでなんともわからないというところである。音楽に詳しくなりたい。


ともかく、相変わらず楽しい曲であった。

 

20.ミライトレイン-感情の奔流-

オリジナル曲。アニメ3期、武道館でポピパが歌った曲。アンコール前ラスト曲。

正直このブログはこのミライトレインのことが書きたかったから、書いたといっても過言ではない。それほどにこのミライトレインが当時の状況とマッチしてしまって過去最大と言っていい感情の奔流を巻き起こした素晴らしい曲だったのだ。

 

まず、曲が始まる前の自分のミライトレインに対する姿勢を話しておきたい。

これは今回の感情の奔流の原因が、感情の振れ幅の大きさにもあると考えているからだ。

 

感動というものは基本的に感情の単なる大きさ以上に、変化した量に影響されやすい。

理系にだけわかりやすく言うと、単位時間当たりの感情の振れ幅の大きさ、感情変化のグラフにおける微分した値の高さ、物理で言う加速度にあたるもの、それらが高ければ感動は大きくなる。

サプライズが喜ばれる理由がこれだ。

一週間前に来週のライブで新曲やるからね!っていうのと、未発表の新曲やります!というのとでどちらが「マジか!?」ってなるかどうか。もちろん後者であろう。

 

そしてこの感情の振れ幅という点ではミライトレインはこれまでやっていた曲の中では断トツだといえる。

例えば曲への期待度を1~100、ライブでの感情度を1~200とする。

そうすると例えば八月のifは、期待度は98(100ではないのはNGNCで完璧なifをすでに見てしまっているから)の、ライブでの感情度を190(オタクなので5億とか言いたいけどそうすると前提が壊れるのでなんとかこらえて190とした)となる。

振れ幅82。「まあ期待していて、やっぱり予想を裏切らずめっちゃいい曲だし、今回は単純に楽しい曲として聞けたという新しい扉が開けたのもよかった!!」ってところである。

それに対し、このミライトレイン、期待度40、感動度200の振れ幅160である。

まず期待度40ってそんな低いことないでしょと思われるが、冷静に考えて数値がこのくらいだったのだ。

まず歌詞もメロディも当日までは特段に好きというのはなかった。正直言えば同じアルバムに入ってるお気に入りのHello!wink!とステステとの方が誇張ほぼなしで5倍は多く聴いている。

また、アニメにおける曲の意味も理解はしているが、『ポピとポピにかかわるすべての人間を連れ、何度も夢を見る終わりのない環状線でどこまでもゆく』という進み方を示した曲より、『約束の舞台にたどり着いて夢を撃ち抜いた』夢撃ちの方が好きだったのだ。

今回の感情が武道館の円形のステージであればまだ期待度は高かったが、そうじゃないなら別に……みたいなことも思っていたと思う。

このように恥ずかしい限りで、期待度40という数値にふさわしい期待の仕方しかしていなかったのである。

それが感動度200である。

このライブで何が起きたのかを次に話してゆく。

 

それは、ミライトレインの冒頭で話した、歌詞が現在の状況とマッチしてしまい、感情をぐちゃぐちゃにされたということである。

この話に入る前にミライトレインの解釈を正しく持ってほしいので、春剣防具さんという毎回素晴らしい考察をされる方のブログを紹介をします。

halkenborg.hatenablog.com

このブログ読めばバンドリの解像度がめちゃくちゃ上がるので、この記事に限らず全部読んでいただきたいくらいです。

 

まあそれはされおき、話を元に戻すけれど、この解釈を持ちながらも、今回のミライトレインは全く別の意味の曲に聞こえたのだ。それを歌詞と共に書いてゆく。

(注意:ここから先、ミライトレイン中にここまで本当に考えていたわけではないです。頭の中に映像だったり思考だったりとよぎっていたことを綺麗に纏めたのが、以下の内容になりますので注意してください)

 

『君に会いに行くよ』

一発目でグッときた。最後ポピのライブを見たのはファンミ東京。それから長らくライブができずにようやく今回開催された。ポピに会いに来たのは自分たちである。チケットを取って行きたいと思って今日このコニファーフォレストの地にいる、それは自分たちである。でもポピからも会いに行くよと言われた。うれしかった。

 

『同じ景色見つめながら、走り続けるトレイン、道は未来へと続く。この夢の先まで一緒に進んでゆこうね。』

同じ電車に乗って、その車窓からこの世界の状況を見る。自粛、自粛で楽しいことはあまりなかった。そんな状況でもこうしてライブを開催した。これからライブできるように、未来に路線をつなげるために。

この時点でもう軽く泣いていたと思う。記憶はもう定かでない。でも多分駄目だったんだろうな。


『ねぇ、祈ってる。いつまでも、どこまでも。みんなで。』

コロナが収まることを祈り、この先をポピと共に歩くことを祈る。


『がんばってきたんだね。小さな願い、ほら集めたらきっと叶う。』

これはスタッフやポピパメンバーに対してだ。コロナでいくつのライブ、楽しい事の数々が潰されたことか。そのたび、誰もが開催したい、ライブがしたいと思ったはずだ。そんな願いの数々がこの状況での開催。叶ったよ。


『ほら、ついたよ。』

贅沢なことは言わない、外に自由に出してほしかった。気兼ねなく意味もなく買い物に行きたかった、カラオケに行きたかった。酒は飲めないけど時々誘われる飲み会に行きたかった。そんな状況は少しは外にも出れるようになったけど、まだ危険で、出れても気を付けることはたくさんある。ライブはまだ先だなと思っていた。

メラド行きたくても耐えた。アルゴナとジャイロのcrossingも耐えた。ライブが生きがいの自分は悔しくて仕方がなかった。それからようやく行けたRASの舞台。死ぬほど楽しかった。いつかは一番大好きなポピも。何度もそう思っていたけど、8thやれるわけないだろうしななんて思っていた。会話で「いや無理でしょ」なんて笑っていたけど、内心笑えてなかった。

そんな状況から、今日この場所へ着いたのだ。このコニファーフォレストの地に。夢のステージの一つ。そして未来へと続くステージの一つ。

泣かないわけがなかった。というかこれ書いてて少し泣きそうだ。

 

そして、確か『うおーおお……』が終わったラスサビ前の『同じ景色見つめながら』のところであいみんが泣きそうな声になってしまった、はず。そのあたりであいみんが泣きかけていたという記憶だけがある。

そこでもう感情が崩壊した。こんな風なことを思っていたのは自分だけではなく、あいみんもそうだったと気づいてしまったから。これはオタクの思い上がりじゃない。

涙が止まらない。ダメだった、立つのもしんどかった。入ってくるのはもう音の情報だけ。腕は降っていたのかすらわからない。

 

『この道を選んで』

開催という道を選んで

『信じて夢見たトレイン』

この会場全ての人間が、この日を信じて、夢を見ていたんだ。

 

 


ー静寂ー

 

 

 

鳥肌が立ち、体が大きく震えたのをよく覚えている。

「たとえ!未来不確かでも、走り続けるトレイン』

一気に上がるテンション。
こんな状況でも力強く走ると歌っていた。

『いつか辿り着ければいい。この夢の先までみんなで一緒に進んでゆこうね。』
もう感情はもうぐっちゃぐちゃ。同じ景色を見るという始めての感覚。

辛い部分まで共有してしまってポピと共に歩んでると完全に思えた、初めての体験。

リンクした。星の鼓動を間違いなく感じていた。演者もキャラも一歩引いてどこからも見ていた自分が。

演者と一体になったという喜び、そして純粋な切なさと、この空間の楽しさ。たくさんの感情が流れ込んで混じり合って、あまりにも巨大な感情の奔流ができていた。

『次の駅まで同じ夢を見させてトレイン』

 

自分も見たい。見させてあげたい。

次も、その次も、もっともっと!

このポピパのみんなに、ずっっっっっと見せてあげたい!

心の底からそう思って、ミライトレインは終わった。

 

アンコール

曲が終わってからからおそらく4分くらい泣きっぱなしだった。周囲がアンコールとかしてて、なんとか一緒に手を叩いていたけど涙は止まらなった。

こんなに泣いたのはいつぶりだろうと思ったが、曲中から数えたら5,6分も大号泣したことない気がする。

ガキの頃は泣き虫でだったが泣いたらそこそこのスピードで泣き止むので、そんな泣いたことはないと思う。

冗談抜きで過去一泣いていた。少なくとも過去10年は絶対にない。

泣き止んだら、手拍子しながら椅子にもたれかかって空を見ていた。自分は空が大好きでよく見ているのだが、当日のことを忘れたくなくて空を見ていた。

いやーだってねぇ……?楽しかったんだもん。

 

すると、幕間が流れてきて、あいみんとあみたとあまねすが並んで挨拶を少しした後、三人でアンコールを始めた。いや、こちとらずっとしていたんですけど……まあ絵面がいいので許す。とはいえなんか映像でも体感5分くらいずっとアンコールしていた気がする。長すぎてあみたもあまねすも「まだやるの?w」みたいな感じで笑っていたりした。

 

そうしてポピパ再登場。衣装はアンコール時お決まりのTシャツ。なんのTシャツかは忘れた。

そして、最後にRaychellとあいあいをステージに呼んでくる。バンドリドームでできなかったあの曲を今日特別にやるというのだ。

そう、その曲は

 

21.夢を撃ち抜く瞬間に!(3rd Season #13 Ver.

オリジナル曲。最後の曲。3期の最後、武道館で3バンドで歌った特別な曲。

夢撃ちは、アニメ最終話にあわせて、本気で(ふざけて)「当日武道館へ行くオタクの真似」をツイッター上でして、現地参戦のつもりで7thを思い出しながら視聴するという真似をしていた。この時は普通に楽しくて、ガチ泣きしていた。

ミライトレインでも記したが、夢撃ちはもともとかなり好きな曲で、ラストと言えばこれだなと思っていて、最高の終わりだと思った。


曲が始まるとやはり目が霞む。でも泣き崩れるような感じではなく、楽しいという気持ちが心からあふれたものだった。

楽しそうに歌うみんなの姿を、ずっと笑顔を浮かべながら見ていた。間違いなく世界一最高の空間だった。

楽しくて、今を輝く歌なのにこれが最後だから、少し切なくて。

でもやっぱ最高に楽しくて。

ああ、ライブって

最っっっっっっっっっっ高だ!!!!!!!!!

 

閉幕

終わった。終わってしまった。世界で一番楽しかったライブが。

悲しいけどやけにスッキリしていた。

そしてお別れの挨拶。

ごめんなさい。記憶がもうかなり薄くて、覚えてるのはさえチの14日後また無事で〜みたいなくだりがって、おいおい怖い事言わないでくれってこと。

それと、りみりんの三つの言いたいこと、「ただいま」「おかえり」「やっと会えたね」に深くうなづいたこと。

りみりんのはもうずっと記憶に残ると思う。同じ気持ちだもん。

そしてみんなとバイバイをする。腕が千切れるほどに思いっきり振ってありがとうの気持ちを伝える。

 

この場でもあらためて言います、本当に楽しかったです。本当に本当にありがとうございました。

最後に花火が上がる。でもドーンの時とは全然気持ちが違う。綺麗なのに終わりの合図みたいで寂しくて、それでありながらとてもスッキリしていた。

本当に楽しかったよ。

そうして何も上がらなくなった真っ暗な空を見て、この日を忘れないと思った。

 

おわりに

こうして長々と書いたわけではあるが、このおわりにを書いているのはもう9/21である。明日はポピの特別再配信がある。捉え方としてはいいタイミングにすら見えるが、自分としては1週間前には終わっているはずだった。

下地を書き終わったのは2週間前。おかしい……

これだけ時間をかけると怖いのは捏造が入っていないかどうかだ。何度も心配になったがプロットと過去のツイッターを見てそういうものが混ざらないようにしたがどうだろう。明日が楽しみでもあり少し怖い……

今回はブログを書くことに至るまで二週間かかっているから、こんな形になってしまったが、次回からは終了からすぐに書くので、今回だけは多少のミスは勘弁していただきたい。

 

初めてこれだけ書いてみたが、これを書くのはなかなか楽しかった。

自分の思っていたことを見直せたのも面白いし、冷静に見るとよくこんなこと思っていたよな、なんてこともたくさんあった。

そして、星の鼓動と感情の奔流という二つのものを会場で感じていて、それによってポピがなぜ好きかをそれで説明できたのがとても大きい成果となった。

最初、感情の奔流という言葉は、ライブ終わりに自分が一番最初に思いついたミライトレインの感想を一言にまとめた言葉であった。それが、こうして書いているうちに「あれ?これも感情の奔流では?」となり、こうしていたるところで使用したのだ。

これまでポピなんで好きなの?と聞かれても、なんか感情がぐちゃぐちゃにされるんよねとしか言えてなかったのが、この感情の奔流と星の鼓動を感じるからさ!と言えるようになったのはよかった。

 

さて、これで、この長い記事も終わりにしたいと思う。

ここまで約24500文字!

見ていただきありがとうございました。